今、世間を賑わせている吉本興業所属の芸人による闇営業問題は、注目の宮迫博之とロンドンブーツ1号2号田村亮の会見で真実の一端が見えて来たようである。
芸能マスコミに不信感と不快感を持つ理由を説明したい。
社会生活を営む上で基本となるのが主従関係、雇用主と使用人の関係であるが、そこには生活権の確保が前提となる。
その現代社会の雇用関係の基本さえなおざりにし最も弱い立場の芸人にスポットを当てるばかりで肝心な反社会 的集団の連中に触れないマスコミとは何なのか。
芸能界と言う特殊性を理由に、生活保障さえ怠る低賃金、低いと言うことさえ憚る労役を課して尚恥じない吉本とは何なのか、スポットを当てる相手が違うだろうに ?
生活苦をアルバイトで辛うじて持ちこたえている芸人達、雇用主が正当とは行かないまでも、ある程度の給与を提供していれば、こんな事態は起こり得なかったのではないか。
吉本興業、何がエンターテーメントか ?
何が国との融合か ?
自分達がその労働に相応しい賃金を支給していれば危うい連中の仕事(闇営業) をする必要はないのである。
経営者失格の烙印を押されたら良い、途方にくれる芸人をかばうことをせず突き放す非礼はいずれ己の身に返って来る。
吉本は、そもそも遡って反社会的人間との関係を取り沙汰された芸能一家ではなかったか ? 過ちを泣いて詫びるしかない芸人の哀しみに寄り添う事が出来ぬのか ?
こんな不快な事件を面白おかしく報道するマスコミの不見識の中で心救われたのは麗しい人間愛を見る事が出来た事である。
フジテレビの番組で松本人志と東野幸治の後輩芸人を思う心情、時に涙を滲ませる2人に感銘を覚える、漫才芸だけでなく世の諸々を問う司会その他、日頃の活躍が彼らに人間としての器量、常識をもたらせたのだと深く感銘を受けた次第である。
北野たけし、明石家さんまのコメントは、時代に流されて日本の危機に無頓着な国民が大いに見習う価値のあるものだった。
今回、計らずも反社会的人間達の誘いに乗った芸人達だが、私が受けた光明は、
彼らに再起のチャンスを与えるならば、有能な第2第3のたけし、さんま、そして松本人志、東野幸治が誕生すると言う事である。
反社会的詐欺集団の罪を問え、国民はマスコミの偽善を見抜け !
時は、参議院選挙の当日である、綺麗な言葉に騙されるな ?
過去の言動の中に真実と偽りがある、見抜く目を持て !?