「Sさん、テレビを見ましたか ?」ある後輩から電話がかかって来た、ある組織の県会長に我が母校の後輩が就任したとの知らせだった。
単体の理事長、会長と役職をこなして今般最高位の役職に就いたと言うのである。
ヒラの職員から上り詰めた栄冠である、地道に歩んだ勲章の賜物と祝福したい。
早速、同窓会松山支部長に連絡を入れた、支部長も喜んで言葉を繋いでくれた。
お祝いをとの私の助言に、10月吉日に同窓会を準備していた事もあって快く承諾してくれた。
我が母校の誉れ、支部長はじめ私そして今回の主役の後輩は共に園芸(農業)課の卒業である、支部長の娘はテレビ局の人気パーソナリティでもある。
学校を卒業して日の当たる場所に立つのはほんの一握り、殆どの卒業生は苦難の人生を歩んでいる、努力の結果が、ある組織の県トップの会長に至った。
支部長の妻は私の刎頸の友の妹、独身の頃の思い出話に彼女は電話の向こうで控え目な笑い声をあげた、新会長と彼女は幼馴染でもある。
新会長に相談相手の先輩がいる、私の5級下で東京農大空手道部卒、我々は、若かりし頃恋愛問題で相談に乗ってやった仲 !
支部長に彼も招待してくれることを頼んだ、快く承諾してくれた、母校のヒマラヤ杉が嬉し泣するに違いない。
愛媛県立川之石高等学校 校歌
♪ 涛幾重 けぶれるかぎり 佐田岬 瑞の垣なす・・・♪
思わず母校の校歌が脳裏に浮かんだ・・・
10月の同窓会、今までと彩りの違ったものになるだろう !
故郷を同じくする間柄は素晴らしい、共に共有する校庭が、そこに立つヒマラヤ杉が ! 感泣に咽んでいる。
ヒマラヤ杉よ !?