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日常生活

明日を夢見て

「時間 取れないか ?」

友から電話がかかってきたのは数日前のことだった、
多忙を極めていることを理由に断った。

「もう少し待ってよ、こちらから電話するから !」
「・・・ 分かった。」

関東のある街から、お中元が届いた・・・

お礼の電話を入れて、合せて近況報告をさせて頂いた、
海沿いの古都は夏の日差しが其処に来ているという。

小高い丘に佇む墓地に何時の日かお参りをしたい、
薫陶を頂いた師匠が眠る、海の見える終の棲家である。

湘南の海は、
私が一度は行きたいと願う、憧れが育った街でもある、

石原裕次郎 裕次郎灯台、彼の好んで愛した海を眺めたい。

東京の練馬区に、私が兄弟同然の仲良しだった友の遺族が
懸命に商売にいそしんでいる。

彼が愛して、行く末を気遣った妻と娘達が彼の生き様を
引き継いで、居酒屋を営んでいる。

今年こそ、身軽になった今こそ、訪ねて激励したい、
八幡様の灯を、四季折々一緒に見上げた兄弟分の家族である。

涙腺の緩んだ我が身としては、どんな感慨が湧くであろうか、
東京の灯に、田舎の祭り囃子が届くであろうか ?

組織の改革は、成長著しい後輩達に委ねてバトンタッチする、
以前から想を練って来た理想に邁進してみたい、何が見えるか。

又、電話が入る・・・
「もう少し待って ? 予定を立てるからね !」

梅雨あがりの初夏、ビルの屋上に男達の雄叫びが上がる、
ビアガ-ディンの季節、日頃の憂さを忘れる貴様と俺の会。

その後には、紺碧の海が待っている、竹馬の友Yさんの知恵を
借りる季節、

太平洋の海、北海道周遊の旅、東、南シナ海に舵は切らない、
まだまだ命が欲しい、米中睨み合い 危機の海  ??

明日を夢見て !
周遊思い出 作ろう海(かい) 駆け足 満足会 ヨーソロ !

明日を夢見て、悲観論は駄目だよ、楽観論だよ、豊穣の海だよ。

「楽しく 行こうぜ おおい! 友よ 明るく 行こうぜ !?」

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