後輩との再会 時を経て
眠りを覚まされるとはこのことである、アイパットに目を通していたら突然スマホが鳴り出した、午後9時、普段は、さすがにこの時間になるとまず掛かってくることはない。
(何ごとか ?)
馴染みの知人からの電話だった、いささか酒が入っている、隣にいるであろう男の事で問い合わせが来たのである、まさか揉め事か ? 私の同郷の男がそこにいるという。
偶然、飲み屋で出会った様で「知ってますか ?」と聞く、突然のことで記憶が蘇らない、本人に代わってもらった。
2、3の会話で了解、1級下の後輩の隣で4級下のA君と判明した、呑む席だからいささか声がかすれている、向こう意気の強さが出ていた、私と歳の近い兄姉はよく知っており先方も安心したようである。
母校の中学ではリーダー格、直接話した事はないが良い印象の彼である、中学を出てからは会っていないのでその後の人生を聞いてみたいものである。
高校は野球部だったようで、彼の高校の番長連中やその後輩達とは稽古をした仲なので面白い話が出そうである。
酒が入っているのでそれ以上は聞かなかったが会いたい旨伝え、私が一番輝いていた時代でもあり、彼の悪友達に私の事を聞けば分かるよと伝えた。
十代の半ばから会っていない後輩はどんな人生を歩んで来たのだろう、今夜の電話を想像すると職業と家庭環境がおぼろげながら見えてくる。
知人の立場と彼の境遇が判明すれば当人達も驚くに違いない、職業上の感とそれに応じる後輩の男気、私の竹馬の友と縁戚関係にあると睨んでいる、楽しみだが明日には判明する。
今夜の二人は私の知る限りリーダー街道を歩んで来たスポーツマン、爽やかな余韻が残ったものと思う。
私は青春時代を含めて弱いものイジメは御法度、許せない人間、逆に諭す方の男だったから、二人の出会いに運命を感じている。
後輩の同郷の同級生の女性数名は同郷会の常連だから私とは懇意な間柄、 彼の方が驚くのではないかと思う。
「友遠方より来るまた楽しからずや」因みに私より4級上の彼の兄は、イギリスで財産を築き優雅な人生に幕を閉じた人である。
後輩と会う機会が実現したら話は終わることなく続くだろう、私は硬派にシンパシーを感じる男、良き人生であった事を想像したい。
数十年の時を経ての再会、人生はなんとドラマチックであろうか !?