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凍土に泣く 同胞

凍土に泣く        同胞

映画でテレビでどれほどその場面を見せられたことだろう、広島、長崎へのアメリカによる原爆投下、その下で繰り広られた光景はまさに地獄の惨状だった。

友好国にして同盟国、日本とアメリカの善悪相反する同士の結末と始まりだった、今、世界は形は違うがあの時の日米を米朝に代えて歴史が繰り返されようとしている。  

連夜、俎上に上るのは北朝鮮によるアメリカへの暴言の嵐  !希望を恫喝に変えた新しい形の戦い(求愛)である。

米朝首脳の各会談を見て、私が密かに感じた思い、トランプ大統領の気さくな陽気さを若い金正恩委員長が勘違いしなければ良いがと言う杞憂だった。

各紙にも出て来る論評だが北の首脳は大統領を舐めていると言うもの、私もそのように見ている、トランプ大統領は、その軽薄に見える言動を軽く見られている。

この事が両国、更に世界の運命を左右する、企業で養った失敗と成功、それが北の首脳には考えられない生き方、苦労人の胸の内を分かるはずがない。

両首脳と両国、そして全世界の運命と歴史が悪い方向に舵を切った分岐点ではないか。

大方の意見は、トランプはさんざん言うけどやる度胸はない  !ISの指導者は殺害したが  ? サウジアラビア油田への攻撃には反撃しなかった(出来なかった) ではないか   ?

北朝鮮への攻撃はやれない(決断する勇気がない!) と侮辱する、そうだろうか、来年の大統領選挙、先般の米中貿易協議の妥協、ここに意味するものがあると見ている。

トランプ大統領のツイッターの文言の中にヒントが隠されている、首脳暗殺と先制攻撃への備えが、他国を巻き込んでの理由付けが見える、なかなか分かりにくいと思うが   ?

北の重大な挑発が更に続いて大統領が手を打たなかったら選挙でしっぺ返しに会う、トランプ大統領のジレンマもここに有る。

やる時には断固としてやる、アメリカの伝統を北は軽視しないことである。

北朝鮮が矛を収めないとアメリカは遂に行動を起こす、その結果、まず韓国そして日本は巻き添えにあう、その被害具合はアメリカの作戦と北の反撃如何による。

時間は迫って来た、北が期限を区切った以上北の出方が先になる、貿易協議第一段階の中で米中、何を話し合ったか   ?

北朝鮮問題は全てこの対話の延長線上に有る、拉致被害者奪還  !日本政府と自衛隊の正念場がそこに来ている、国民の絶大な協力が求められる、もちろん最悪の覚悟は心しなくてはならない。

拉致被害者と家族の身を捨てた願いに、我々国民は答えなければならない、凍土に泣く拉致被害者救助に全国民の結集が必要である。

米朝舌戦の裏で目に見えない作戦が交差する、安倍総理の憂いが見えるようである、核被害を覚悟しての米朝激突。

北の凍土に未だ帰れぬ、故郷を思い泣く同胞がいる          !?

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