2階で用事をしていると階下で呼び鈴が鳴る、いつも犬のCCが聞きつけて猛烈な鳴き声をあげるのだが、生憎昨夜から山の家でお泊りです。
返事をしながら階段を駆け下りる、玄関の窓越しに遠慮がちに郵便局の配達員の姿が写っている、
大阪からお歳暮が届いた、このお歳暮には訳があって、つい先日、いつも利用させてもらう郵便局から恐縮の電話が掛かってきた、珍しいことである。
お歳暮の品、清酒を誤って割ってしまったのだと言う、断りと善後策の連絡だった、送り主は故郷の後輩A、弟のように付き合っている、大企業定年退職組さん。
その代替えのお歳暮が届いたのである、他に田舎のみかんも配達された、配達員さんの気の使いようはこちらが気の毒になる程、逆に慰めたところである。
お互い様だが、個人的には大丈夫ですかと聞いたら、会社(民間になったので会社組織)が負担することになりました、それを聞いて私も安堵した、良かった。
年賀状の配達も含めて年末年始は、このような人々がいるから我々国民は細やかでも夢が見れるのです、そう思うと、彼らの立場が理解できるし一体感が湧く。
缶コーヒーと貰ったみかんのお裾分け、励ましながらまだ若い彼を見送った。
先日はこんな事もあった、宅配会社の支店へミカンを送りに出向いた、事務員さんに、いつも配達してもらう社員の労をねぎらい、立派な運転手さんですね大事にしてあげて下さいと伝えて帰った。
数日後、その運転手さんが家に配達に来て丁重に頭を下げる、会社のトップ自らお褒めの言葉を頂いたという、
「ありがとうございました、励みになります !」馴染みの彼ではあるが感激で頰が紅潮していた「頑張ってよ!」
「袖すり合うも他生の縁」
若い頃、生意気だった私である、今は、その反省を込めて人に接している、「真面目に生きていればいつかは報われる!」
人に尽くすと言うことは、心豊かになる事、誠を目にする事。
一杯のコーヒーから、私が心がける人への愛 !
「缶コーヒーの無くなるのが早いわァ ?」誰かさんの嘆き節が心地良い、 「人を喜ばせて何ぼ、、いいじゃない!」
私の座右の銘が、もう一つ増えた、国と国は色々あれど、国民同士は仲良く行こうぜ !
もし、未来に戦場に立つ時あれば 「俺は、君を助ける !しかし、俺の命は託さない、運命に殉ずるから !これが男の生き様よ !」 啖呵を切って、舞台の花道を去って行く、
「よ~ ! 杉の屋 ↗︎ ・・・」
物事は善意に捉え、善意に眺めると、世の中は楽しくなる、
「破れた恋を恨むより、恨む恋があればこそ、良い恋を掴むのさ !」
そう、思いませんかご同輩 ! 気が楽になるぜ !?