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人生

達観 我が人生に悔いはなし

達観

不思議なことである ? 人間関係に憎しみ・怒りが起こらないのである。

あれほど腹が立って叩きのめしかった相手の顔が 憎しみさえ湧かない、逆に相手の健康が気にかかる。

その陰りのある表情を見ると、貧乏していないか ? 家族に問題が有るのではないか ?

この数年、幼馴染、竹馬の友があの世へ飛び立っていく、 その別れが、なんともいえない寂寥感で我が身を小突く !

仲の良かった奴もいればライバル心で衝突した奴もいる。

だが押し並べて、得もいえぬ親近感が身を焦がす、 この世とあの世の別れ道、永久の別れが迫ると良い思いで だけが郷愁を誘う。

日本の中央から地方に至るまで様々な人間がテレビや活字の 世界で活躍した、私が人と違うのは、その一人ひとりの晩年、 死去にいたる動向をつぶさに見て来た事である。

その 時代の総理大臣さえひれ伏して傍若無人に毒舌を吐いたある 組織の会長、憎憎しい人だったが病に侵された晩年は見る 影もなかった。

人間は、生まれる時も、死ぬ時も、幼い赤子になる、私の 人間観察の最終章がこれだった。

「あの野郎!」 その怒りが「可哀想に、身体痛まないか ? 痛まなきゃいいが !」 へと労わりの心境に変わった。

究極は、祖国が戦場になった時、私に常に歯向かってきた 相手だろうと、敵兵の機銃が向けられれば助けに入るだろう。

日本人のアイディンティティが必ずもたげる筈である。

私は、自分の人生に満足している、昨日も伝統流派空手道の 師範とお茶会を行った、自分の身体の事よりも私の健康を 安否してくれる。

フルコン空手の刑事0B、少林寺拳法の猛者、合気道の指導者、 プロボクシングの会長、太極拳の指導者、様々な武道家の寵愛を 得て私の人生は花開いた。

その歩んだ道に、人を恨むことなどバチが当る、全て「感謝!」 「ありがたい!」人間観察が「達観!」に至るのは自然の理 だったのである。

触れ合った人、生かされた日本国、四季折々の美しさに感謝です    !?

ああ! そうでした、今日も税理士先生と顧客の家にご訪問です。

私の交友は時代を越えて未来へ向う、税理士は師匠の子息、これも私の恩返しの一環、日本人から恩返しを取り上げたら日本人ではなくなる。

達観 我が人生に悔いはなし” に2件のコメントがあります

  1.  私も時々、似たような気持ちになることがあります。
    特に病気があるわけでないのに、人生の終わりが感じられる時、貴方に似た思いをします。

    「この世とあの世の別れ道、永久の別れが迫ると、良い思い出だけが郷愁を誘う。」
    戦場で、憎んでいた相手が、敵にやられそうになったら、私も助けに行くと思います。

     「我が人生に悔いなし」と言われ、出会った人々と生かされた国へ感謝される、貴方に敬意を表します。私も、貴方の後ろから、同じ道を歩こうと思います。

  2. onecat01さん、
    私こそ、貴方の後ろからあなたの後ろをついて行っております。
    志同じ人が居る、最高の喜びです。

    実は、二日前より風邪でダウン、今日も祭日を利用して布団に
    入っておりました。

    瀕すれば鈍する、物事は善意に解釈すると幸せが舞い込んでくる。
    貴方のコメントが風邪の特効薬でした、有難うございました。

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