覇者
覇者と聞けば一般の人はどんな人物を思い浮かべるだろうか?スポーツに携わる人ならチャンピオン、政治面、世界規模で見ると地球の征服者 !
ところが心身ともにその格が備わった者なら言う事はないが、心の欠けたものが就くとその分野にとっては悲劇となる。
たかがスポーツ、されどスポーツの世界で、起きてはならない大誤審が起きた、シドニー五輪での男子柔道100kg超級、篠原信一とフランスのダビド・ドゥイエの決勝戦である。
後年、その篠原が後輩とその試合を振り返っているが、まさにツポーツマンの鑑である、清さに改めて感服する、そんな彼に神様は粋な計らいをする。
柔道生活を終えた篠原に同僚後輩さえ驚くテレビの人気者としての変身である、彼の素晴らしいスポーツマンシップに賛辞の声が絶えない。
個人的に求めたかったのは、有り得ない失態を演じた主審と副審の名前、国名を含めてもっとマスコミは俎上にあげても良かった、篠原の無念さを思うと世界の人々に姿を晒すべきだった。
世の中は分からないなアと嬉しい悲鳴に変わったのは、今回の愛媛県は新田高出身の影浦 心(かげうら こころ)選手のフランスが誇る無敵の世界王者テディ・リネール選手との一戦。
篠原選手が涙を飲んだ「内股返し」が見事にハマって勝利したこと、審判の誤審を咎める事なく、ただ自分が未熟な為負けたと一切の弁解もせず受け入れた篠原選手、今回の影浦選手の快挙は彼が1番喜んだのではないか !
新田高は友人知人、その子息、孫と関係者を多く輩出した郷土の誇り、それだけに心の底から喜びがこみ上げた、「影浦 心」思わず叫び声をあげた程である。
私たちが本当の意味で気になる存在「覇者」とは ?
政治の世界、国同士の関係に於ける「世界の覇者」を述べたい。
近年の中国の海外進出及び宇宙への野望、その国家主席に覇者としての資格、倫理感は有るや否や ?
今まさに其処にある危機、コロナウイルスへの対応とその姿勢!他民族への領土野心と弾圧は到底地球の覇者として迎えることはできない。
唯我独尊の傲慢な思想の持ち主には与えてはならない椅子である、どうこう批判しても基本的人権、自由を拘束しない民主主義のトップが覇者であるべきである。
間違っても共産主義の指導者を覇者として迎えてはならない、暮れゆく黄昏、今回の新型肺炎コロナウイルスは、彼らの落日を知らしめている。
彼らの前途には思いもよらぬ事態が控えている、三峡ダムよ ! 静かなれ !
不謹慎のそしりは免れないが、正に天が見つめている。 !?