広告
人生

愛し子

今朝、雨戸を開けると眩しい光が差し込んで来た。

昨日の「夢の効用」のブログのせいでもあるまいが、摩訶不思議、音楽で言うアップテンポの夢が次々に現れて、寝返り打つほどの活劇に振り回されました。

「厳かな夢の世界を揶揄しやがってこの野郎  !」と夢の神様がもしいるのなら、お怒りになって刺客を差し向けたそんなテンションである。

夢はあの日に帰る、愛し子

眼が覚めるとほとんど内容は記憶の彼方へ消えて行く、だから私は気にならない、 たとえ悪い夢を見ても一過性の刺激で次へと進む、心の負担が軽くなる筈だ。

昨日、田舎の女性の同級生と電話対談、

私の遠縁に優秀な後輩がいた、ある大学を出て専門の道を歩んでいたが、隣村の旧家の一人娘の婿にと請われて婿養子に入った。

可愛い娘を授かり幸せな家庭生活が続くものと思われたが、神様は皮肉で非情な面を見せた、妻と乳飲み子を残して彼の人生は終止符を打った、天に召されたのである。

教育熱心な両親の元、彼の兄弟姉妹は立派な社会人として世を歩いて来た、久しぶりに長姉でもある同級生との電話は遥か彼方の幼少期へと里帰りとなった。

何かの折、彼の卒業した大学の後輩が学長に就任して挨拶を述べた、

「先輩が生きておられたら私の学長はありませんでした!」

亡き彼へこれ以上の花向け🌸の言葉はない、草葉の陰で後輩の学長就任を喜んでいるだろう。

彼の残した一粒種(娘 ) は私の膝下で結婚し、県の関連施設にその職を求めた、結婚した男性はエリートサラリーマン、一度、訪ねて後輩の思い出話をしたいと思っている。

縁は、時代を越えて、

「お母ちゃん! 」

母と姉と兄ちゃん妹と我が家に来た時の彼の母恋唄が風雪の彼方から蘇って来る。

「Sよ !  娘に逢いに行くからね、良い報告をするよ   !」

故郷の海は、今日も凪いでいるだろうか            !?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

広告