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行政書士

車は一路 雨か ?

「いい按配だな」

朝起きて空を見上げるとそう口ずさんだ、
のどかで青空の見える風景が広がっていた。

ところが、出掛ける段になると空一面に
雨雲が覆いかぶさりポツリと雨が落ち始めた。

「雨か? 仕方ないか?」
支度を整え雨脚の強くなった車へ走り込んだ。

一路、◯◯方向へハンドルを切る、
もうそうなると諦めるしかない。

ゆっくりとワイパーでウインドガラスの雨を
弾く、レッツゴー !

昼前、
目的地に到着、馴染みのA先生の姿が見えた、
「◯◯は、ご苦労様でした、残念でしたね」
優しいいたわりの言葉を頂戴した、
その気遣いが嬉しい。

要件を済ませてB先生に電話をかける ?
忙しいのか呼び出し音だけが耳の向こうで響く。

昼飯を一緒にと思ったのだが多忙なようで断念、
お茶でもするか7階建の白亜の殿堂を後にする。

心持ち雨が小降りになった、頬を打つ感触が心地
良い。

車が発車してものの10分も経つか経たないか
空がにわかに搔き曇り土砂降りの雨が降ってきた。

ワイパ-が唸りをあげる !

辺りはあっという間に夜の闇状態 ・・・ ?
行きかう車も水しぶきを上げて走る、ベッドライト
を点けた。

(すごいな!) というところで喫茶店へ入るどころ
ではない、そのまま走り続ける、
しばらくして雨も普段の雨に戻ってきた (やれやれ)

現金なものだ、そうなると忘れていた空腹が蘇った、
「おお! 飯屋があるぞ、食べるか !」

駐車場は雨宿りを兼ねた人 人で混雑していた、
皆、一心不乱にかき込んでいる、(うん! うまそ~)

携帯が為る・・・
「Sさん、会議をしていたので遅くなりました ?」
B先生の声だった、「又、次にしましょう。」

ふくよかな従業員さんが
「お待たせしました・・・」 膳を抱えてにこやかに、

(食欲が湧くぞ!) 外の雨のことなど当に忘れていた。

雨の日のドライブ、小雨に煙る一人旅、時にはどしゃ
振りだったがね。

雨のしずく、緑の田園風景が日本の秋を思わせていた。

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