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友情

妹 Fよ! 2

忙しい1日の始まり、午前中は書類作成とその整理、この歳になってまだ仕事に追われる人間とは何ぞや ? 若い時のツケが回って来たのよ頭の中で誰かが 囁く。

仕事の打ち合わせの電話がひっきりなし、その合間を縫ってワンコールが急かせる、それも間髪入れず鳴り続ける「誰ぞなもし ?」そんなに急がせるな   !

あの時代の故郷の乙女姉さん「旦那と来たのよ逢える?」もちろん依存なし、早速用事を後回しにして会う事にする。

まず、コンビニで、そのあと近くのカフェーに移った、数十年ぶりの再会である、旦那は初めて、彼女に向いた温厚な人である。

その佇まいで幸せな夫婦関係が分かる、少し「カカァ  ?」天下のようだがね   ?

相続関係の相談である、本題はほんの少し、あとは四方山話に花が咲く、20歳の時は純情で綺麗だった乙女姉さん、今はそれなりにそれ相当に美形を保ってござる、綺麗だよ !

先般のブログで紹介した妹Fのお姉様、気性のサッパリした女性である、まず人の悪口を言わない、苦労人だけに人の見極め方が素晴らしい、私の若い頃の無茶も見逃してくれる。

私は土佐は高知人間が大好きと来ている、この姉妹の先祖は高知の人ではないのか? 私の想像が膨らむ、土佐のはちきんさん !

龍馬の乙女姉さん、武市半平太の妻富子 個性の違う女性だが高知のはちきん女の心意気が匂ってくる。

特に瑞山(半平太)が投獄されると夫の辛苦を共にするためその日以降畳で寝ず板の間で寝る、夏は蚊帳を張らず、冬は布団を使わず過ごしたと言う、なんとも泣かせる日本の女性、今時の女性に聞かせて見習わせたい。

この土佐女に妹、姉妹を重ねるとFの境遇が富子に映る、後輩を殴った若者が彼女の勤める病院にやって来た、それで「Sやん・・・」の下りになるのである。

「Fよ !  待っとけ、泣かずに待っとけ、力になるから   !!」歳月は純な心を引っさげて再会の悦びを作ってくれた   !

「泣かずに待っとけよ   !   兄ちゃん・・・力になるぞ   !」 四国は伊予松山、松山城が霞の中に浮かんでいた。

土佐のはちきん (失礼)     待っとけよ             !?

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