表に出せない男の苦悩、人それぞれあるものです、男ゆえに1人胸に秘める、男ゆえに耐え忍ぶ追憶よ。
ある時は木枯らし、ある時は深々と降り続く綿雪、あの白い景色に思いの絵を描けるなら、どんなに救われることか !
燦々と陽光降り注ぐ野原で大きく手を広げて幸せを噛みしめる、そんな願いを叶えてみたい。
男は仕出かした罪のために何倍もの責を追う、泣く人も辛いが泣かせる人も耐え難い苦痛に苛まれる。
人生はこうしてヨチヨチ歩き、ゴールなき荒野を果てしなく歩く、道しるべひとつなく。
若い時の享楽が、重しとなって我を責める、人の愛を何と考えていたのか、その痛みが何倍もの辛さで迫る。
世辞虚ろ、愛哀し! 塗炭の苦しみ、人の世の儚さを知る、
「汝! 男の責任忘れるな !」
身体の中で問いかける人ありて、こうべを垂れる我あり。
笑い声、微笑みの中に内包する矛盾、闊達に明るく !顔で笑い、心で泣く、男の道はイバラ道。
あなたの支えが我を叱る、これ煩悩、人のために立て、国家の安泰を支えよ、国あっての自分、個を捨てよ。
日本海波高し、幼稚な争いする時か、ご先祖様が叱る、
「 喝 !」