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武道

手加減

手加減

「痛いか !  だったら人に迷惑をかけるな !」サデステックに他人をいたぶる者ほど、受けに回ると弱いし脆い。

酒癖ほど人の人生を左右するものはない、普段は周囲に同調して穏やかなのに、一旦酒が入ると人が(性格)が変わって乱暴狼藉  !

学生時代空手部で鳴らした男がまさにこれだった、ところがこんな男にも頭の上がらない人がいる、どんなに歳月を重ねてもこの関係は変わらない、先輩と後輩の関係である。

その先輩が、ある時私に愚痴をこぼした「Sさん!Aの奴が酒に酔って周囲に迷惑をかけるので・・たのよ !」後日、同席していた人からもその模様を聞くことになった、「Sさん !  凄かったですよ ?」

その座は格式のある組織の人々が集まっていた、当然高位の人物も控え ていた、先輩はAの醜態を苦々しく見ていたが遂に手が出たのである。

「バシッ !」Aと参加者の沈黙は先輩の凄味の前に静まり返った、言葉を発して叩くのと黙ったまま叩くのとではその効果が違う、他の者が止める事さえ憚られた。

大学空手部の違いはあるが、彼らの過ごして来た歴史と男としての格の違いを見せつけた、同じ空手に青春を燃やしても、その心構えいかんはどうしょうもなかった。

共に2人は、私がこよなく愛する男たちである、お歴々の前で厳しい態度を取った先輩を褒める訳ではないが、毅然とその醜態を正す人間がいても良いのではないか。

 叩かれて恥を晒したAも口答えせず頭を下げたことは座を和ませる為にも良かったと思うし、酔っていたとはいえAも大学空手道部出身者、先輩の鉄拳制裁が手加減してのことであることを肌で感じていた。

先輩の迫力は無言ゆえ周囲を唖然とさせた、我慢したAも又男である。

大学を卒業して社会に出ると大体彼らは礼儀作法をわきまえた常識人となる、空手の片鱗さえ見せない大人に成長する、それに比べて傍若無人に振る舞う若者もいる、日本の抱える問題のひとつでもある。

手加減  !  今回はこれで済んだが、次ある時は果たしてどうだろう   ?

あなた達のその拳は、国の存亡の危機ある時まで大事にしまっておいて欲しい。

手加減  !  その先輩は、大学空手の雄 ! C大空手道部の歴史に残る尊称の持ち主であり、実力と情を兼ね添えた男である。

現在は地域のため、弱者のために手を差し伸べる静の人に昇華している。

押忍               !?

手加減” に2件のコメントがあります

  1.  今回のブログを、一言で言いますと、「武士道」ですね。

     だから貴方は、無意識のうちに、「C大空手部」と書かれずに、「C大空手道部」と書かれました。空手は、柔道や合気道と同じく、正しくは「道」がつきます。

     武士道と同じく、その心は「絶え間ない修行」だと聞いております。満座の中でA氏を糾した先輩も、それを受け入れたA氏も、「武士道」精神の持ち主です。と言うより、同席していた満座の人々も、無用な騒ぎを起こさず二人を受容しています。同席の方々もいわば「武士道」の心を持つ人たちだったと。私はそのように拝読いたしました。

     「大学を卒業して社会に出ると大体彼らは礼儀作法をわきまえた常識人となる、空手の片鱗さえ見せない大人に成長する。」

     空手だけの話にとどまらず、学問一般として読みますと、「知識の片鱗さえ見せない大人」がいかに少数であるかを、考えさせられます。学界で地位を得て、知識を誇示し、政府役員として権勢を誇り、日本国中に反日思想を広めている多くの学者は、A氏以下の人間であることが分かります。

     「文武両道」と言う言葉があります通り、腕っ節の強さだけが武士ではありません。国を愛し、ご先祖を愛し、家族を大切にし、日々精進している者は、男女を問わず「武士道」に生きる国民です。

     貴方のブログは、貴方の身辺での話にとどまりません。こう言う人々が、日本中にいます。人々は現在の日本を静かに眺め、きっといつか、不心得者たちへの一言と一撃を発するに違いありません。力強い、希望のブログでした。感謝します。

  2. onecat01さん、
    私の周囲には幼少期にイジメにあい泣きながら稽古に耐えた少年達が指導者として立派に役目を果たしています、手のつけられないヤンチャ者だった少年が今では街の紳士として武道の普及に努めています、 中にはその道の頂点に立ち人々から尊敬の眼差しで迎えられる者もいます。

    ポジションや対価を求める不届きはいません、真面目に道を追求しています、彼らは黙していますが日本の明日を憂いています、反日国家の何たるかをじっと観察しているのです、事ある時彼らは日本の為に立ち上がるでしょう。

    「文武両道」と言う言葉がありますが、昔ならいざ知らず現代においては学問の道に居るものと武道の道に励む者、両者を社会はどう見るでしょう ?

    あなたがご指摘の知識人達の目を覆う惨状は日本にとって最もアキレス腱になりました、勿論武道の指導者にも目に余る者は居るようですが。

    日本人の基本は、アイデンティティへの誇り、愛国心と皇室への想いです。これからの日本は大変です、武道の道に励む者の矜持を社会は見習う必要があると思います、迫り来る脅威を見据えて。

    コメントありがとうございました。

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