シビリアン・コントロール
アフガニスタンからの駐留米軍撤退のお粗末を見た世界は、またまた、ニクソン大統領退陣の要因となったウォーターゲート事件のボブ・ウッドワード記者と、ロバート・コスタ両記者による内幕本「Peril(危機)に驚くことになる。
米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長が退任を目前のトランプ前大統領が暴走して中国に戦争を仕掛けることを危惧し、極秘裏に中国側に連絡していたと言うものである。
これが事実なら、またフェイクならそれなりに国家を揺るがす大事件である、その真実はいずれ明らかになるにしても米国の威信は大いに傷つくだろう。
民主党と共和党、バイデンとトランプ、超大国アメリカの今後を占う試金石、民主主義の価値観が試される。
国家を救った英雄か、はたまたシビリアンコントロールを踏みにじった反逆者か ? マーク・ミリー統合参謀本部議長の立ち位置が示されるだろう。
ウォーターゲート事件でニクソン大統領はホワイトハウスを去ることになった、その後をフォード、カーター両大統領が引き継ぐことになったがアメリカの栄光はレーガン大統領以降次第に色褪せることになる。
歴史にイフはないとしても、あのウォーターゲートと今回の事件は、共にアメリカ合衆国に忌まわしい汚点を残すだろう。
工作に脆弱な民主主義、自由を履き違えた国家の危機、米国の尊厳は失われるだろう、全体主義の巧妙さ、厳しさ、この方が指導者としてはやり易い。
世界に間違ったサインを送る、民主主義の盟主、アメリカの凋落が止まらない。
「じゃあ! バイディン大統領なら核ボタンの誘惑に耐えられるのか ?」
このニュースを見てほくそ笑むのは中露だけではない、米国何するものぞ !
日本よ ! これで大丈夫か ?
しっかりとした国家観と安全保障対策を講じる愛国者に自民党総裁の座を与えたいものである、私の頭にあるのは、希望するのは、
「高市早苗」
いっときの熱に浮かされるな!マスコミの誘導に騙されるな !獅子身中の虫がゾロ動き始めた。
国家反逆罪 !
重い宿題が投げかけられている。
アメリカ合衆国 & 世界よ !?