宇宙を夢見て
今日は不思議な話を聞いた、たしかに三分間心臓が止ったのにその人は生き返った、その人の話す臨床体験はこの世のものとは思えない不思議なものだった。
語り部は本人から直接聞いた人、霊感のある人であることが又真実を感じさせる、髭の生えた大魔王の前でその人は必死に頼んでいた、「もう少し生かせて下さい !」
どんなに頼んでも由とは言ってもらえない、可愛い娘が王の前に出て必死に頼む、それでもダメだという、途方にくれるも本人は必死、やがて大王の許しが出た。
眩しい光が差して魂が肉体へと滑り込んだ、生き返ったのである、
「奇跡 !」
私の後輩は、脳梗塞で倒れた時、三途の川を渡って向こう岸へとたどり着いた、数年前亡くなった姉が現れて「ここへ来るのはまだ早い、帰れ !」と叱られて引き返した、生き返ったのである。
そんな臨床体験をした人は結構いる・・・
その人の身の回りに小人の様な人達が群がっていた、「船はまだか ? 周りがやかましい !」その人はそのまま黄泉の国へ旅立った、止めてくれる人がいなかったのだろう !
先日、その人の後継者の長男と電話で話す機会があった、真面目な事業家さんである、調査士の手違いで会うことが出来なかったが。
生き死に、生き返り、そんな体験をした人は、死生観、自然界への想いが変わる、現に私が変わった、生きるもの全てが愛しくなったのである、犬猫に依らず樹木、鳥や昆虫に至るまで愛しい。
見るもの聞くもの新たな感慨と感謝の念が深くなった、音楽においてもいろんな種目が胸の内に入ってくる、新鮮な喜びを伴って、まるで高貴なお方が奏でるコンサートの様に、臨場感タップリに心に滲み透る。
広大な宇宙の話が出て場が盛り上がった、地球上では、ひかりを超えるものはない、しかし宇宙に目を転じれば、ひかりをはるかに超えるものがあるという、そうなると時間の概念が違ってくる。
宇宙に地球外生命体が居れば、彼らの平均年齢はいかほどであろうか ?
一年とは言わずとも10年そこそこか ? それとも千年万年かもしれない、謎が謎を呼び、我々の想像が追っつかない。
人間の発明した機器がまるで私たちの水鉄砲の様なオモチャ !軍事兵器、核に至っては、大昔の竹槍程度、それなら放射能も巨大な爆発もまるで夏の夜空を飾る花火 !
核戦争など宇宙人にかかっては屁のツッパリにもならぬ、これこそ私が追い求める核の無力化の実現に大手がかかる、ではこれから益々夜空を見上げるぞ !
宇宙人との出逢いが先か ?
地獄の閻魔大王謁見が先か ?
話は思わぬ方向に走り出した、宇宙を夢見て、地獄参り !
世の中捨てたものではない、諦めるのは早い、私が求める奇跡がそこに来ている !?