虚脱感 我は
青空さえも虚しく感じる
仲良しの友の死は
虚無感に苛まれて連休を終えた。
ただボォッと
友の言葉を追いかける
甘平のお礼の返事に
回復への意気込みがあったのに。
それから僅か後
予期せぬ友の死が告げられた
虚しさは戻らぬ後悔
唯救いは子供達の旅立ちだった。
普段は寡黙だが
ことあると前に出る勇者だった
黙って私を案じた奴
二度と出ない真の友 Kちゃん。
友、見送ること幾度となく、回を重ねるほどに、
その事実が重くなる、そして苦しくなる。
校庭のヒマヤラ杉が、泣くな嘆くな、挫けるなと
叫んでいる。
だが、今度だけは、心が折れそうだ !
長い付き合いだものな !
派手さはないが、暖かい包容力と、胆力を備えた
男だった、同級生なのに何故か兄貴のような
そんな男だった。
「Kちゃん ! 甘平ありがとうな! 」私の言葉に
「少しだけど食べてな !」力のこもった言葉だった。
あれが最後の会話になった、
彼の信念を受けついだ長男のH君は、
敏腕弁護士として関西の地にある。親子二代の心意気。
虚無感 我は、だが、負けない !?