親の教え 育ち
私の好きな、彼のひと偲ぶ、雨降る土曜日、シトシトが突然ドッと悲しみを叩きつける、天さえも気持ち静めぬ慟哭の雨。
一週間が過ぎたと言うに、なおに悲しみが胸を塞ぐ、惜しい人を国は失った、取り返しのつかない暴挙の前で、人は成すすべを知らない。
私は、雨の音を聞きながら幼少の昔を思い出していた、
その舞台は小さな半農半漁の村、四国の片田舎、人は育った環境で右左に分かれる、国会の茶番劇を見ればよく分かる。
公家と野武士、品と言う名の前え後ろ、親の生き方が子に伝わる、それを人は育ちの違いと言う !
攻める野党・受けの安倍総理・・・
改めて国会中継を思い出してもらいたい、ゲスの極み、国民へのパフォーマンス、私が嫌う偏向マスコミ殿、ユーチューブで繰り返し流して欲しい、恥を知れ !
私の幼い昔の田舎を振り返って見る、
敗戦の憂目に有った日本人が同胞で有ったはずの国から石もて追われて帰って来た。
私の近くにも大家族が親族を頼って帰国して来た、生きる為に身の振り構わぬところのある家族だった。
悪貨良貨を駆逐するの例えがここに出た、陰気な苛め、私の天敵がこの家族の中にいた、泣かされたが、結果的に私の何クソ魂を育んだ恩人となる皮肉。
もうひと組は、
村の指導層、庄屋の家族だった、主人は山間の名家から養子に入った柔道の指導者、跡取り娘の穏やかな奥さんと子供に恵まれて村人の尊敬を集めた。
その次男坊と私は松山での武道習得に同居することになる、彼は父親を継いで柔道に打ち込む、育ちの良さが借家の夫婦に可愛がられた、借家の長男は後年県会議長の任に就く、私の礎えになった一級先輩の柔道マン !
今回の安倍元総理の哀しい災難、憎むべき容疑者の家族環境が語られているが、親の責任は極めて大きい、育ちの影響大である。
比較することは無理かも知れないが、
元総理の人柄と我が思い出の庄屋家族の類似点、育ちの良さ、穏やかな人柄に思いが向く。
親の教え、他への責任感、この2つの家族を振り返る時、私の郷愁への心は昂ぶる。
時の総理を口を極めて罵った野党議員、特に女性議員の先生方、安倍元総理の死去に何を思うだろうか ?
安倍元総理とのお別れにあれだけの人々が別れを惜しんだ。
賢明な国民は冷静に国会を見ている、政治家の真の姿を見抜いている、国会であれだけ追求されてもユーモアを忘れなかった総理を尊敬している。
子供たちが長い列に並んで花束を捧げる、そこに安倍元総理への思いが表れている、彼らの幼い心に日本の行く末が見えて来る。
安倍晋三元総理大臣、ありがとうございました。
親の教え 育ち !?