広告
思い出

桜の下の座敷雛 我が母校は今

3年ぶりの同級会、1年遅れの同級会、
〇〇飛行場ロビ-は感激の人並みで揺れていた。
中学校卒業以来の友が居て、数十年ぶりの仲間が居た。

喜色満面、感激の再会となった。

今回担当した故郷の仲間が全員持ち場を決めて極めこま
やかなおもてなしを演出してくれた。

一時間有余の貸切バスは馴染みのバス会社の御馴染みの
運転手さん、そして搭乗員さん、何もかもがうれしい
おもてなしだった。

幹事役の心のこもった接待は、都会で苦労してきた友の
心を癒すには十分だった。

故郷の桜の下の座敷雛見物は、懐かしい村の人たちの
出迎えを受けて満喫、作業を仕切って仕上げた棟梁は
我が同級生の甥、彼の説明で心も緩む、遠くに眺める
富士山は神々しいほどに鎮座していた。

桜の下の座敷雛 桜の匂う座敷雛 我が母校は今

バスは、少し離れたところに在る小中学校へ向かう
坂道を登ると校舎が現れた、我々の時代とは違って右左
だった校舎が逆 左右に建て替えられていた。

小学校前にみんな勢ぞろいして記念撮影。
学校側の配慮がここかしこに感じられた、うれしい!

校舎東側裏の一段高くなった所に桜の花が咲き誇っている。

東京から帰ってきた友がハ-モニカを取り出して口に
当てた、静かにふるさとの前奏が奏でられる・・・
みんなそろっての校歌合唱は始まった、歌詞に有る
風景が目の前に広がっていた。

いつもは故郷を離れて、故郷を偲んで唄う校歌も
その舞台も、目の前にパノラマ状に広がっていた。

桜の下の同級会、桜の下の座敷雛 我が母校は今、
その膝元に抱かれて我ら一同は小学生に戻って並んだ。

西に広がる海原が青空に映えてキラキラ輝いていた、
静かな凪である、ふたつの島 かぶしまが微笑んでいる
ような錯覚に陥った。

母校の中学校は生徒数の減少に伴い市中心部の中学校に
統合される日も近いという・・・

午後5時半 バスは宿泊予定のホテルに停車した。

桜の下の座敷雛 我が母校は今、
ホテルで繰り広げられる宴会は、その感激の証となった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

広告