シトシトと降る雨
シトシトと降る雨は過ぎ去りし想い出を呼び醒ます、
税務署の庭は季節はずれの倦怠感を見せていた。
今、相談を終えたばかり、女性の担当者は子供心を思い出させるように小学校で習った童謡唱歌を記憶の引き出しから呼び出してくれた。
さしずめ何の曲かは内緒にしておく、今時の税務署は「優しい」それを担当者に伝えると、得も言えぬ笑顔を見せた、爽やかな余韻は些かの冷気と小雨で私の弧線を震わせた。
寄る年波、子供の頃、よくお年寄りが言っていた言葉である、その境地に私はとうとう来たのである。
その兆しは日々の生活の中で自覚するようになった、懺悔と後悔、仕事が一段落する時私の脳は反応する、
若き日の過ち、男ゆえの過ち、我の強い私は敵も多かった。
それを諌め真っ当な道に導いてくれたのは師匠始め諸先輩、同輩と後輩、そして何よりは一般の人達である。
「Sさんの言葉はキツイ!」その反省が周囲に溶け込む「寛容」さを生んでくれた、少々な悪い人でも私から見ると可愛い❤️ 良い人になるのである。
男だからこうなのだから女性なれば尚更見事な美人に変わる、この世に不美人はいない、みなさん超美人、何と素晴らしい。
本日、相談に伺った税務署の受付担当者、最高でしたよ !
その余韻が私をシトシト降る雨のオアシスに佇ませてくれた。
場所を変えて小学校の校庭で唄った童謡唱歌を聴くことにする。
竹馬の友、未来を語り語り合った友もだいぶ黄泉の国へと旅立った、彼等との思い出を偲び校庭に我が身を置いて童心に帰る。
♪ 故郷 ♪ 赤とんぼ そして大きくなって …♪ 埴生の宿。
オルガン、ピアノを弾いてくださった女の先生、ありがとうございました!
あなた方が教えた生徒達は荒廃した祖国再建の為頑張りましたよ。
あの世で再会する時は、みんな一年生、先生達の子供です。
シトシトと降る雨は、☂️
日本よ! 2度と焦土になるな、身を守れ、備え怠るな、正論ぶったフェイクニュースに惑わされるな !
日本の国が、 私は愛しい !
シトシトと降る雨は・・・ !?