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人生, 思い出

肩を叩いて

肩を叩いて

今でこそ明るい楽観論者の私だが恥を忍んで白状すると、このぐらい高所恐怖症と閉鎖恐怖症だった人間も珍しい。

そうなった原因が意地悪な先輩に由来する、今は親しく付き合う外国の方々だが、幼い頃は、その国から引き揚げた中に私を狙い撃ちした陰気な先輩がいた。

ことある度に私を恐怖に貶める、高所恐怖症は近くにあった公民館横の消防の火の見櫓、ここの鉄の階段を登る時突き落とされそうになる恐怖 ! 

我が家の前に裏のドサを取って埋め立て地を造ったのだがその地中に狭い排水管を設けていた、子供1人窮屈な状態で入る否入れられる、勿論恐怖を味わせられて出してはくれるのだが、それがとてつもなく怖かった !

考えられない情のなさで、外国の友と仲良くなるまでは、その先輩の影響で私は在日嫌いに陥った、誤解を招かないために述べておくが、その先輩は日本人である。

当然、大なり小なり私以外でも被害者はいる、それが大きな問題にならなかったのは、この男の巧妙な狡さにあった、現在の国際情勢を残念なことだが彷彿させる。

性格の違いを言えばこの先輩は、前回投稿した「男たちの挽歌 逢いたい」の阿部タケオ、タケちゃんの対局にいた卑怯者だった。

私の人格形成と、そこから生まれる弱い者へ向ける眼差しはこの先輩への否定と先輩タケちゃんへの賛歌に色分けされる。

このように振り返ると私の大事な時代に2人が織りなした人生劇は、際どい崖っぷちを渡っていたことになる、自滅して壊れそうになる自我を支えてくれた先輩タケちゃん!最大の恩人と言えよう。

私の人生への結論は、陰気な男はダメ、太陽を求める向日葵のように、陽気な楽観論者になりましょう、良き友が集まって来る。

愚痴めいてしまいましたが、落ち込んでいる人が居たら肩を叩いて励ましてあげてください、第二の私かも知れません。

肩を叩いて   !?

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