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人生

地球よ!大丈夫か?

地球よ!大丈夫か?

人間よくしたものである、すべて優秀な人間はいない、反対に全てダメな人もいない。

ずっと昔の古い時代の私の周辺に兄姉は教育者なのに当人は私と同じ居残り組の勉強の苦手な生徒がいた。

私などは勉強も運動も全くダメ人間だったがその彼は運動、中でも水泳が秀でていた、特に平泳が群を抜いて他者に優って女性達の羨望を集めていた。

泳ぎ始めると上半身が水面から浮き上がって軽やかにピッチをあげる、他の追随を許さなかった。

今のように水泳への関心が高い環境なら高校大学の有名どころから声がかかったであろう。

今と違ってその時代は男女交際が慎ましやかな時代だから表立って交際にまでは発展しなかったが、同級会で「初恋は誰だった!」と男女が額を寄せ合って騒ぐが、彼など差し詰め上位に位置するモテ男だった筈である。

彼は中学を捨業すると海員学校に進学して海の男になった、身近にいなかったから仔細は分からずじまいだったが!一度二度アパートの大家さんに伝言を頼んだことがある。

結婚はしていなくて1人住まいの相変わらずの孤独志向のようだった、その後風の便りで亡くなった事を知った。

人はちょっとした運命のサジー加減で、進路が別れる、何々だったらこうだったに違いない、不思議なモノである。

病弱な肉親を抱えた人は健康の有り難みと運命の過酷さを知るが、普通一般的には日頃は無視しがちである、金持ちが貧乏人の悲哀を理解できないのと同じである。

私のような年齢になると沢山の人を知るほどに、その遍歴がよく見える、いわば占い師のようにその人達の運命が!見えて来る。

そしてこれからの未来も想像できる、だが私は平凡な市政の人間にしか過ぎない、他言は慎むことにしている。

ただ言えるのは、人を貶める者、人に苦難を与える者、よく 事件を起こす者、運命的に良い筈はありません。

因果応報、自業自得、当人だけに済めば良いのだが、とかく家族に災いは及ぶ、テレビで流れる事件を見ると、因果なものだなと、複雑な気持ちになる。

地球よ!大丈夫か!賞味期限は!風向きは大丈夫か ?

地球よ!大丈夫か   !?

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