運命とは計り知れない未知の旅、
今年だけでも幾人もの友人知人と身内の家族を見送った、
身体に苦痛を抱えた者、無気力に運命に従った者、
今振り返ると彼らの切ない思いが我が胸を締め付ける。
どんな最後の日々、目の前の私を見て何を感じていたのだろう。
Sに会いたい、Uは来てくれないのかな? 側に控える奥さんに語ったそうである、その思い愛しすぎる。
その内で私の心を締め付ける大切な人がいた、コロナの蔓延に人様の家へ訪ねることを控えた頃の私だった。
元旦に届く年賀状には「会いたい」との思いが記されていた。
自身の体調の悪化もあって訪問を遠慮したのである。
この決断がそのお方を失って後、私の心を責めてならない、「来てくれなかった!」 この想いを抱いてそのお方は天国に召されたに違いない。
私の苦しみは夏を迎えようとしているこの季節、後悔に苛まれる。
日々明るく爽やかに生きるはずの私なのに、黄昏を共の毎日が懺悔と後悔の日々に費やされるとは、何とも悲しいものである。
多くの人との縁が育まれた私には、このお方以外にもたくさんの未練を残した人たちがいる、終生後悔に苛まれる我が余生となろう。
元旦当日には目を通せなかった年賀状が多い、その償いの確認作業を今行っている、在りし日の方々の御存命時を偲んでいる。
歳のせいばかりではないが、体調の変化もあって、かの日の関係者の寿命迫る日々の葛藤を私は今、忖度している。
「ああ! このような毎日だったのだろうな、切なかったであろうなぁ、もっと力付けてあげられたものを、私の悔いである。
親に孝行を尽くせなかった親不孝の私、自分達の貧乏を嘆くより、子供達の不運を心配して悲しんだ親心、両親のあの日を想い手を合わせる私です。
最後に自分自身に言い聞かせる言葉、
何はともあれ、自分の運命は自分だけのもの、他人へ責任転与等もってのほか、片腹痛い、堂々と胸を張れ、気合を入れよ !
ふるさとの師匠が、裂帛の気合を発した !
「一度帰って来い ! 一杯やろう !」
私の何よりの活力の元である 押忍 !!
運命とは !?