埋もれた記憶
人間とは身勝手な生き物、都合の良い事は頻繁に思い出すが都合の悪い事は記憶の底に放置する、友から指摘されて気がつく。
いじめ問題にしても似たようなもの、同情を得るためでは無いが悪役は出てくるが助け舟はおろそかにしがちである。
スポーツの世界に顕著にあらわれる、勝者は殊に賞賛されるが敗者の涙は見落とされがち、その過程の努力を忘れないで。
格段に強い先輩に向かっていくが、ことごとく蹴散らされて床に這う、諦めずに「なにくそ!」 と悔し涙を道着の袖で拭く、その「なにくそ!」 がいつの日か実る時が来る。
今まで表に出なかった屈辱の記憶、老化現象のせいか、この頃は妙に記憶の底から蘇る、強くて良い先輩に恵まれた、指導者始め諸先輩、同輩後輩、今に続くお付き合い、男同士の世界に恵まれた。
私の終生の宝物である、
旦那様の名前を言って「私にとって宝物です!」 その時の奥さんの反応が感激ものでした「Sさんに言ってもらうだけで幸せです。」
涙が滲みましたね。
ちょうどここまで入力した時、田舎の港町の師匠から松山での山崩れの件で電話が入りました、優しい気遣いの言葉をいただきました。
緑町の現場は私が松山へ転居して最初に住んだ街、苦しい時悲しい時に励ましてくれた母なる地、被害者の救出とこれ以上の被害が出ない事を祈ります。
一旦筆を置かせて頂きます。
埋もれた記憶 !?