自然と人間
理性を見失うように人間をこれでもかと責めつける自然の猛威の前で、嵐が吠え河川が濁流に代わる地獄の沙汰をどうにかやり過ごした人間達。
梅雨の晴れ間じやゃないが青空と陽気が一度に戻って来た私の庭先の河川、解放された市民達がさんさん午後駐車場に集い賑わいを見せていた。
陽気のせいで、鍵を抜くのを忘れていた、前面ガラスの熱量にようやく気がついた、(馬鹿だね!おまえさん?) 私の思いに両サイドの車が反応して木陰を求めてコーナーを離れて行った。
私の気楽なストレス解消法、他人に迷惑かけるでなし「お目こぼしを」その時丁度家から電話がかかって来た、「昼食出来たよ!」息子と約束していたんだ。
急いで帰宅、大盛り一杯、昼の間はこれで良し ! なんでも美味い昼の飯、足腰弱った分、体力増強に努める、年寄のやせ我慢。
自然の怖さと温かさ、どちらが本当の姿かよ、土手を降りて、そのせせらぎに聞いてみた !
人間と自然の共存、人間の方が甘えているような気がする、私的には近い内何かが起きそうな? 警鐘が有りそうな! 予感がしないでもない。
先立った愛犬達の心配げな様子が訴えている、「お父さん気をつけてね!」
涙で曇るその愛 ! 私が、あの世へ向かった時は必ず彼や彼女達に逢いたい、そして今世の続きをやりたい。
後悔ばかりの犬への想い、いたいけな彼女達への懺悔、自然に頬に涙が落ちて来た、
スコッチ、マル、マキ、ココア名前を呼ぶだけで胸が締め付けられる。
その他
記憶から静かに消えて行った子供達、人間も彼女達も変わりはあるものか。
私の大切な子供達、「お父さん、もう少し頑張るからね!」
日曜日のひと時、我が家の居間で世の憂いを振り返っている、良いことも沢山有ったけどね、亡くなった友の笑顔がオーバーラップして来た。
「みんなありがとうね ! いい人生だったよ、多彩な物語をありがとうね!」
自然と人間 !?