懐かしい先輩からメ-ルが届いた、
午前中には、一過言のある同僚から電話がかかってきた。
こちらの都合もなんのその、一方的にしゃべくりまくるが
それも彼にとってはリハビリ、気長に聞き役に徹する ?
面白い話が随所に飛び出して、居ながらにして他人の世界が
目の前に展開する、ふむふむ、うんうん! 取り方に依っては
これもまた味がある、面白い、笑うと 馬鹿にするなと怒る!
気難しい御仁だが、私のように硬軟取り混ぜて男の付き合いを
した人間から見るとなんとも可愛いい、これも 愛嬌 ?
だから、やさしくスロー スロー クイック クイック! だから何 ?
それは、冗談だが大学時代は空手部で鳴らしたという男だが、だから
愛しい気分にさせられるのである。
元気で居てくれよ、元気でなと伝えて電話を終えた、本当にそう思う。
「♪ 貴様と俺とは同期の桜 同じ兵学校の庭に咲く・・・」
本来なら肩を組んで酒を酌み交わしたい男のはずだが ?
私は、どちらかと言えば文系、それも体育会系の人間と気が合う、語弊を
恐れずに言わせて貰うと理数系は義理人情に疎い人が多いようで苦手だ。
理屈、屁理屈の類は性に合わぬ、だからそんな性格の者を上に立てようとは
思わない、苦労する人間の腹のうちが読めないし、又理解しょうとしない。
この近年、つくづく考えさせられる人間学である。
「文句があるなら裏でこそこそしないで、ちゃんと表に出て言わんかい !」
昔、ある先輩が、ある男を叱るや否や 一発食らわした、
足元から崩れた男は、「押忍!」 と言うとそのまま気絶した。
卑怯な行いは、いつかはブ-メランで帰る、吐いた唾が頭の上に落ちてくる。
いろいろな噂が一人歩きしている、ためにする話はいつかは向きを変える、
人間って大きいようで小さいものだ ? 誰かが言った!そんなものかな ?
たとえば、寄って来て相手側の噂(悪口)を言う人がいる、私はうんうんと
聞いているが真に受けない、逆の局面を想像することも必要だ、その人は
相手にSさんはこう言ったああ言ったと告げ口することを想定しなくちゃ?
ダブルスパイとは言わないが ? 人間は可哀想な生き物、我が身が可愛い?
しかし、考えてみなよ、一年もそれ以上会っていない者どうし、会話そのもの
をしていないのに、何々を言ったと言われても、さてどうなんかな ?
人の話を聞かない、自分の考えを押し付ける、そのように言いふらしている
と言う、私は逆にそのように言われる人程 正直者だと思うことにしている、
腹の悪い者ほど自分を良く見せて、相手の人格を貶める言葉を吐くものだ。
もう、始まっているんじゃないのと伝えた、対立相手の動向を気にする人間は
疑心暗鬼に捉われて自分を見失っている、ブ-メランだよ、後は言わなかった。
とにかく、面白い話を聞かせてもらった、よかよか・・・よ。(笑い・・・)
長らく途絶えていた先輩からのメ-ルは慈愛に満ちたやさしい文面だった、
三倍ほどの分量の返信を送った、「先輩、押忍! お元気でしたか ?」
逆突き、前蹴りをよく食らった帝人空手部の先輩、現在は太極拳の指導者である。
元気なうちにお訪ねして 旧交を温めたい。
いづれブログに触れてみたい先輩である、多趣味な人で家族思いの愛妻家である。
男は、小細工するな、正々堂々道を歩け、見えない穴が在り、上から何が落ちて
来るか知れない、世の中は一寸先が闇、道標の友は多いほうが良い。 押忍。