雑談

茜空 映えて 君 嘆き悲しむ勿れ

身近な人が 私の周囲から旅立っていく、
ともに青春を走り過ぎた悪友達、私より先に行くとは想像できなかった。

朽ち折れていく姿を見なければならない悲しみ、行く者も未練が有るが
見送る者は更に惜別に涙する。

この半年の間の別れの多いことは何ゆえにと心乱れる、
人知れず逝った友、見送る友もなく家族だけに見送られて人生を終えた者、
彼らの最後の日々が哀れで為らない、どんな思いで旅立ったのであろうか。

難病に侵されて杖を片時も離せない友が居る、
家人の許しを得て小ドライブに誘った助手席に座る友は嬉々として微笑んだ、
久しぶりの外遊である、彼もたまに行くというカフェに向った。

店内は広く多数のお客さんで賑わっていた、
ウェイトレスさんの行き届いた接客が心を和ませてくれる。

席に座る間もなく、携帯が鳴る・・・
社労士を紹介してくれという、何百人の社員を抱える事業家、緊急を要すると
いう、ところが土曜日とあって仕事を休む人が多いどうしても連絡がつかない。

1時間後年配の先生にようやく電話が通じた、お互いの電話番号を教えて交渉は
双方に任せる、ということで友と落ち着いて話が出来たのはその後である、
難儀な病を抱えて大変だが性格の良い人だけに物事を良い方向に解釈して頑張る。

子供達もそれぞれ独り立ちして頑張っている、救いは経済的に恵まれていること、
日進月歩の医学の発達に期待して、背中を押してあげたところである。

人間は、全て満足な人はいない、経済的に、家庭的に恵まれている友は幸せな
部類ではないか、身体の回復がなされたらこれ以上の幸福はあるまい。

人生に真摯に向き合う彼に、必ず女神は微笑むに違いない。
太陽が西の空に沈んでいく、茜空が彼を祝福するように真っ赤に燃えていた。

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