広告
雑談

陽は又登る 東京協奏曲 男の値打ち

今日も蒸し暑い一日になった、昼食の箸が進まない、
仕事の打ち合わせのためAさんに電話を掛けた。

念願の事業用の借り入れがOKになったと連絡貰った
ばかりである、金融機関の査定が困難を極めていたが、
どうにか良い返事を頂いた。

「S先生、これから高速で走ります時間構いませんか?」
若いと言うことは決断も早い、勿論異存のある筈はない。

午後3時、ある場所で待ち合わせの約束、それではそれまで
に他の用事を済ませておこう、慌しく家を出た。

頭の上から降り注ぐ太陽の光りは、すぐワイシャツの襟を
汗で滲ませる、冷たいお絞りを準備していてよかった。

3時に少し前、約束の店の駐車場へ車を乗り入れた、
時間のせいか比較的すいていた、車を止めると同時に背後から
声がかかった、長身のAさんがニッコリ笑って会釈した。

先に渡すものがある、そして大事に預かっていたものがある、
それらを彼のクルマに乗せた。

「いらっしゃいませ!」 感じの良い店員さんの挨拶が心地よい、
窓際の二人掛けの席を取った、冷房が体の熱気をさっととって
くれた、「ああ! 気持ちがいい !」

本題に入った、大仕事をやり終えて、次の事業に取り掛かったが
融資の申し込みでストップが掛かった、その歳で物凄い仕事師
である。

駄目だと諦めて他の方法を模索していた、他のパ-トナ-を紹介
して早速動き始めていたのだが、当初の相談相手で叶になったと
言うことである。

「よかったね!」 「もう諦めていました?」 結果オ-ライを
迎えたと言うことである。

そうなると喉に流し込む飲み物も美味しい、話は長時間に及んだ、
追加注文となった、珍しいことである。

もう次の計画が浮かんでいる、若さの特権だが、暴走は諌めなければ
ならない、父親のいない彼にとって私は父親の真似事をしている。

夏の太陽は少し西に傾いて、降り注ぐ陽射しが地を這う生き物を痛める、
もういいよ、雨はという人がいて、雨が欲しい、天気になれと願う人
がいる、天候異変、異常気象、自然に楯突く人間の横暴に天が怒っている。

東京では知事選挙が終わって小池百合子新知事が誕生した、

さっそくあいさつ回りの場面では自民党都連の嫌がらせが始まった、
男の値打ちが落ちてしまったのか、度量の小さいのが舞台に立っている
のか、政治家の嫌な面がこれでもかと映し出されていた。

あくまで知事に楯突いて嫌がらせするのなら、来年の都議選挙では
師匠小泉元首相のように抵抗勢力に刺客を立てればよい、情報公開で
反対勢力の嫌がらせを都民の前に公表すればよいのである。

男の焼餅ほど見苦しいものはない、米びつに手を入れられる恐れから
来ているのだろうが、小さくなったもんだ日本男児も。

それに比らべれゃ、若い者は、いろんなエキスを吸収してグロ-バル
スタンダ-ドになっていく、世界情勢は島国根性男を待ってくれない。

時間がかなりオーバーしてしまった、再会を約して駐車場を後にした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

広告