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日常生活

ダム湖畔 動物との共生

草が生えて大変だとの家人の言葉に重い腰を上げた。
少し咳は残っているが気力で吹き飛ばす、
ダム湖畔の道は暖かな陽だまりに満ち溢れていた。

平和が風景に溶け込んで三方の緑に反映している、
湖の水面は穏やかに山の緑色を映し出していた。

若者達のカヌ-が数隻湖面を滑っていた、
山鳩が目の前を飛んで行く上空の雲は動かず座っていた。

麦の穂が黄金色に揺れている
(おや! あれは何だい ?)
湖畔の緩やかな狭い道を曲がった所に何か猫のような
ものが座っている、後ろ向き・・・

こちらの車の音にさほど驚く風もなく振り返った、
まるく太ったあらいぐまの様でもあり狸の様でもある。

横の緩やかな崖の隙間に駆け込んだ、
ダム湖畔は、さまざまな生き物達が生息している、
人間と共生しながら自然の掟の中に身を置いている。

彼らが逃げることがあればそれは人間への警鐘である、
水青く山緑にして天高く、自然に抱かれる幸せ、
全て人間の行い如何では、雷鳴がとどろき天が割れる。

ささやかな幸せに感謝して運命共同体を知ることである。

若者達の居なくなった湖畔に1人糸をたらす旅人が居た。

草刈無事終了、家庭も湖畔と同じく波静か。

ささやかな日常に手を合わす、連休こともなく過ぎ行く。

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