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雑談

金持ち喧嘩せず、ここにも野獣の目を持つ 男が居る。

銀行の用事を済ませて待ち合わせ場所の喫茶店へ向った、
ある申請案件を請け負っている顧客A社長との話し合いの場へ。

同時進行で法人設立をお願いしている司法書士のB先生から
事後報告が届いた、後は法務局の手続き終了を待つばかりである。

少し遅れてA社長到着、準備をお願いしていた書類を小脇に抱えて
いた、あと少し残すのみで大方揃っている、楽しい雑談に熱中する、
松山から高速で〇〇時間所要の街から来ている、雑談は多義に渡った。

いい話から悪い話まで縦横無尽に話は駆け巡る、私よりずっと若い彼は
目を輝かせて興味を示した、これも無駄なようで世間を知る上でプラス、
又、私にとっても新しい息吹を吸収できる、意義ある時間なのである。

気がつくと辺りが暗くなって2時間経過していた、先般の目力関連の
ブログの後と言う訳ではないが、それにも話題は及んだ、普通私は相手を
凝視しない、さらっと見るのだが、今日は話題に依っては覗き込んだ ?

果たして彼はどうであったか、私が視線を逸らすと、じっと見詰めている
私が彼の両の目の間を見ると、目玉が左右に揺れる、じっと相対することが
出来ない、心の動揺がそのような動きになって現れる、善人の証拠です。

ずっと昔、ある二十歳前の若者が居た、同年輩には怖がられた青年だった、
彼に追われて何人もの青年が私の店に逃げ込んできた、その都度、間に立って
仲裁した、その彼の目は私をきつく睨みつけるものだった、気性の激しい向こう
意気の強い男だったが現在は心機一転金融の世界で頭角を現している。

金持ち喧嘩せず、言い得て妙、たまに町で見かけるが60代になった今でも昔の
片鱗が残っている、穏やかな所作だが目の動きだけは昔を彷彿とさせている。

「三つ子の魂百までも」人それぞれだが、彼には持って生まれた闘争心が残って
居るのだろう、すれ違う時お互い笑って話しかける、ここにも野獣の目を持つ
男が居る。

資産にしてどのくらい貯めただろう、彼にとっては一里塚、発展途上の道すがら ?
死出の旅に発つ時でも彼にとってここで満足ですとの言葉は出まい、私の感ですが。

幸せをどう捉えるか、満ち足りて尚不足の金持ち、これで十分ですよと矛を収める
人、さて私はどうであろう ?

私に家庭というものが無かったら、山の中、小さな掘っ立て小屋、手の届く四畳半、
と台所そして薪で焚く五右衛門風呂、犬と猫に囲まれての仙人暮らし、私の理想の
未来図である、これが様々な人間関係を経た男Sの結論である。

しかし、残念かな人並みな家庭がある、だとしたら自分の主観は抑えて家族その他
縁のある人々への恩返しを心がけなければならない。

少しの欲、与えることの必要性、私の未来への願望です。さて さて !?

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