雑談

お小夜の物語 プロロ-グ

寒気が寝床の中にまで忍び込む、夜半目が覚めてトイレに行った、
「おお! 寒っ!」

冷たい雨、雨だれの音が耳に響いてくる、眠気にぼっとしながらも
ある事が頭に浮かんでいた。

時は江戸の御世、伊予松平藩松平良継公御世継、御代様に関する事
である、居酒屋杉の子が何故かオーバーラップして迫って来た、
階下のトイレから2階寝室に戻る、再び私は深い眠りに入った。

舞台は昔 昔 いや更にずっと昔の武家社会の話にさかのぼる。
娘が途方にくれている、実直な職人夫婦が戸惑いを隠さない ?

手を取り合った夫婦が、泣き濡れて何かを伝えようとしていた、
怒鳴り声が聞こえる、せき立てられる様子は尋常ではない、知人に
聞いた高利貸しからの追いたて、ああ可哀想にそんな場面なんだ ?

どういうものか、冷静にそれを見ている私がいた、
小さな溝が今夜の雨で今にも溢れそうになっていた。

「困ったね! お前さん、どうしょう ?・・・」 篠降る雨がそんな
夫婦の会話を闇に消し去っていく、身震いするような舞台場面に
思わず背中を丸めた。

お小夜の物語 「夫婦ぜんざい お小夜の恩返し」 はこうして骨子が
出来上がっていった。

お小夜の方 御台様への 道

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