広告
雑談

白昼蠢く道化師たち 不動産の面白話

不動産取引に関する同業者間の話である、

私は土地所有者に売却を頼まれ、信頼のおける
A社に協力をお願いした。

適当な(良い)お客さんをB社が見つけてくれた、
面白いのはここからである、

B社曰く、買い主の手数料はB社だけで頂く、
A社とSさんの分は売主から貰ってくれ。

私は、はっきりと伝えた、

それじゃ別のお客さんの話があるのでこの話は
やめにしましょう。

偶然、その時期、私ひとりで仲介の話があったのである
勿論 丸儲け、しかし、私の欲は抑えて二人の労に報いる
方を取った。

A社の社長が間で苦労した、
「私の分は減額しても構わないのでどうでしょう?」
それも私は断った。

「三社均等に行きましょう」 結局B社が渋々おれた。
契約に至ったのである。

その後日談、
A社から相談と云うことで申し出があった、
もし、取引に三社 ( 複数 ) が絡んだ場合、

買いの業者が強いので、買い側の業者が買い主からの
分は全部貰う、うちと ( A社 ) Sさんは売主から貰うと言う
ことでどうでしょう ?

私は、了解した。

別の日に、私の不動産友達Cにその話をした、彼は全く
正反対の考えを述べた、

Sが売主から頼まれたから商いが出来る、だからSが売主の
分を全部貰って、我々 ( AとC ) が、買い主から貰うのが筋。

この二人の話を聞いて、性格の違いは勿論だが、長期的に
見れば、お互いのポジションが逆になる場合が有り得るのだ、

私の考えを言うと、いつでも綺麗に三等分すれば良いのです。

時には多く貰うかも知れぬが、少ないと嫌な気分になる時も
来る、そこは個々の方針で有り、業者の腹の問題になる。

人間の欲望は限りがない、貧乏する割りに金に淡々とする私は
相変わらず貧乏暮らし、いつになったら楽をするのか、襖の奥
で、誰かさんの悲鳴が聞こえた。

今日も目を血走らせた道化師達が、獅子奮迅に走り回っている。

白昼蠢く道化師たち 不動産の面白話” に2件のコメントがあります

  1.  杉の子さんの苦労話は、胸に響きますね。

     誰にでも真似の出来ることでないから、ご苦労もわかります。師走の忙しさが、貴方を駆け回らせているのだとおもいますと、自分の平穏さを改めて、有り難く、味わいたくなります。欲を言えばきりがないのですから、分を知ることが大切なのですね。

     今日は家内と二人で、猫庭の冬支度をいたしました。心地よい汗をかき、よい運動になりました。お体を大切に。

  2. onecat01さん、
    この時間にもあちこちからメ-ルが届きまして、ご返事にあたふたとしております。
    水曜日は、空手の先輩方と食事会です、私の活力の源がこのようなサムライとの時間なのです。

    男同士3人会、昔切磋琢磨した友達の店で楽しい時間を過ごします、ある流派の館長と高弟です。
    あなたも同席させてあげたい、男って奴は いい !?

    奥様との猫庭の冬支度 
    そのむつまじい景色が浮かびます、心の結ばれた夫婦の姿ほど美しいものはない。 暮れには
    美味しいみかんを送ります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

広告