雑談

妻をめとらば 男酒 祝い酒

周囲の山にはまだ白いモノは殆ど見えないがその後ろの嶺には
積雪が覆っている、昨夜の突風は雪の到来を思わせたが今夜
あたりは降り積もるのではないか、それを思わせるように寒い。

私のような古風な男は、季節の折々にすれ違った男達の消息が
気にかかる、今日の寒気にその思い強くあの日々を振り返って
いる。

やはりそうか ?
そうだろうと見ていたよ ?

これは若かりし頃の男達を振り返り、今現在の彼等の噂を聞いた
私の感想である。

生活に追われ生活に汲々として相変わらず愚痴をこぼしている人。
艱難辛苦、勉学、仕事の両面に於いて努力の末成功の緒に付く人。
どちらにしても私は彼等の境遇は別にして訳隔てなく彼らに逢いたい。

その人生の道中の苦労を聞いて彼らを称えてやりたいと思う、
この正月、陽気な同期の中で常に脇に控えて笑顔を絶やさなかった
O君から嬉しい年賀状が届いた。

彼は公務員を真面目に勤め上げ昨年定年退職して、子供達が巣立った
家で妻と第二の新婚生活を満喫している。

その妻は、私の苦労をそっと見てくれていた女性である、
彼女は1級下の後輩と共に保育園の園長さんを勤め上げた、夫を支え
縁の下の内助の功をやりとげた女性の鏡、私の自慢の妹達である。

杉の子を、私を、人の陰で私を見守ってくれた素晴らしい昭和の女性、
私は、このように控えめな人々のお陰で世の中を渡ってきた、
私が歌謡曲、特に演歌に傾注する理由がここにある、肌で知る人の恩。

彼、O君の年賀状は印刷のモノなのだが、彼らしい想いの言葉が添え
られていた、
私は寒中見舞に「松山空港では嬉しかったです」と返した。

喪中のため年賀状を遠慮した私の寒中見舞にしたためた言葉だった。

それは万感の思いが籠もっていた、以前電話で「Iちゃん(彼の妻)を
幸せにしてくれてありがとう!」と伝えたことがあるがそれ以来の感謝
の言葉だった。

東京の息子さんたちに逢いに行く妻を見送りに来た彼と30年ぶりの再会
だった、空港の喫茶コ-ナ-で語り合いの時間がもたらされたのである。

男道とは、たとえ浮世の荒波が襲おうと友情途絶えぬ人生の並木道、です。

O君、Iちゃん、
今宵は君達の幸せを祝福して演歌三昧、君が望んでくれる仲間との飲み会
の履行を、今年こそ約束いたします。

風が窓をゆする、今夜は雪が積もるかな ?
Iちゃんのお酌でO君、男酒、祝い酒と、いこうか !?

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