人間の幸せとは、この頃ふっと思うことが多くなった。
自分の家庭だけを大事に守り、そのため交友関係を犠牲にして
親しい友のいない孤独な人生を歩んできた男がいて、かと思うと
何かと用事にかこつけて出歩く放蕩三昧の男がいる。
果たして妻の立場からすればどちらが良いご主人なのだろう ?
当然、一般的には前者に違いない、
ところが、不幸にして旦那が倒れた、前者は身内以外に相談する
人がいない、身内も兄弟の連れ添い次第でその関係も微妙になる。
そんな環境では妻の心労は大変である。
家を省みず、沢山の友人知人を作って飲み歩いて、いつも家計は
火の車、お金のやりくりに汲々させられた男の方の妻は、旦那の
交友関係者に支えられて難局を乗り越える。
「何! 半身不随だって、それゃぁ大変だ!」心配して様子を見に
あちこちから友達が連絡を寄越す、病院の手配までやってくれた。
人生の黄昏を迎えて、みなさんはどう思われるだろうか ?
私は多分後者だが、友達の援軍は果たして期待できるだろうか ?
これから述べることは、妻の人柄が色濃く反映することになる ?
「Sは良い男だが、嫁がちょっと・・・」となれば人は寄り付かない、
「付き合いの悪い男だったが奥さんが気のつく良い妻だから・・」
結局、妻の良し悪しが大きく作用することになる、ほんに難しい。
黄昏とは、残された人生を数える日々、蒼色に染めるか、薄墨の空を
仰ぐ侘しさか、それはお前さん自身の心がけ次第、明るく行こうぜ !
所詮人生こんなもの、そんな妻を選んだのもお前、男の自己責任だよ。
しかし、その流れに逆らって自由奔放に残された人生を楽しむ者もいる、
ゴルフ三昧(外車に乗る竹馬の友)外国旅行(大手企業の支店長で定年
後輩)農業経営(官僚・知人)大規模農業経営(大企業中途退職、身内)
その他、多士済々の人生、黄昏に備えている、銀行OBの竹馬の友は
高給取りの息子が二人いて悠々自適なのに、今だ仕事大好き人間であり、
カラオケはプロ級の腕前、私のカラオケの先生、この刺激が又 最高!?