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雑談

もしも、 我が心に秘めて

人生に、「もしも ?」が許されるなら、転落した人間の
逃げ場所が有っただろうに、
一度限りの人生故に人間の不幸と哀しみがある。

忘却の彼方に消え去った多くの人たちがいる、
そのおかれた家庭環境と向かった先で人生が左右される。

自己を中心に彩られる人間模様、善悪の気質で影響受ける
人生行脚、運命の紙一重をこれほど感じるものはない。

私を振り返ると、まず故郷を離れた事で人間模様が変わった、
子供達の進路においてその影響は大きかった、
苦労という言葉の意味さえ、含まれる内容は違って来る。

求めた職業、そこに群がる人間、全てにおいて異質な世界が
展開する、人生は幾重にも重なりながら異質なものに触れる。

もしも、後戻りの出来る人生なら、失敗を教訓に、成功を更に
糧に高みを目指せた筈である?

私にもしもがあったなら、
どんな姿形の人生だったであろうか、進む方向によって様々な
世界が予測される、ただ変わらぬものは 「男でありたい」!
この言葉は、不変であったと思われる。

激動の世界情勢を見ると、また、身内の進路を振り返ると世界へ
飛躍した人生だったのではないか ?

東南アジアで、中東の騒乱に、アメリカ大陸に夢馳せて ?
日本男児ここにあり!
それも、夢敗れて砂漠に消える幻だったかもしれない !

「お前は、変わったな?」
竹馬の友の言葉に、私は無常の喜びを感じていた「そう思うか!」

大島へと続く海原を見て、遠く霞む九州は佐賀関の巨大煙突に胸を
弾ませた !
男の純真は掴みきれない夢を、漠然と其処に探し求めていた。

♪ 蛍の光 ♪ 仰げば尊し
子供達は、都会に夢を求めて旅立った!

夢をその手のひらに掴めたかい !
夢敗れて故郷を焦がれたかい ?
私は、大切な夢を、そのまま手のひらにしかっと握っている。

忘却の彼方に消えて行った友、友、あの無心だった竹馬の友、
私の人生は、終着駅に向かって、その途上にある。

この麗しきふるさとが、四季折々の美しい自然が、絶えぬ事を
願い、運命に感謝している。

「もしも」 それは、我が心に大事に秘めておこう。

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