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雑談

どっちもどっち  一蓮托生  一緒だぜ !

私は仕事でクライアントと接すると職務上もあるが家族の将来を
考えて遺言書の必要性を説く場合がよくある。
勿論私も自筆遺言証書を作成している。

家族が、関係者が困らないため、争いの種を撒かないためでもある。
ところが時代が変わって世界的に不透明な雲行きになってきた事で
その遺言書の扱いも変わってくる。

人間における突然死、予期せぬ不運に遭遇しての事故死の危険性 ?
日本自体は、余程の革命、ク-デタ-でも起きない限り不測の死が
全国民規模で起こることはない。

ところが風雲急を告げて外国からの脅威が迫って来た現在を考えると、
過去、現在の通常兵器での戦争から、一発で数十万~数百万単位で
死傷者が出る核戦争の危機を心配するようになった。

ある都市が直撃の悲劇に見舞われたら、爆風、熱線の直撃、その後に
起きる放射能障害の惨劇、どれ程の人間や他の動物を含む自然が破壊
されるだろうか ?

それが一箇所に留まるか、数箇所に起こり得るか、日本の歴史の中で
想像も出来ない未曾有の不幸に見舞われる、相続問題の大変さがここに
ある、特定できるか出来ぬほどの惨劇か、日本の生存自体が危ぶまれる。
・・・・・・
一息ついて・・・
「Sさん、今回の〇〇選挙を勧められているのですが今回は辞退します?」
まだ全体から見ると若手の部類の彼は照れくさそうに頭に手をやった !
別の話に振った後、再び聞いてみた ?

「出れば良いのに、大役を負えば良いと思うよ! 次を考えたら出なよ!」
ところが彼から出た言葉は意外なものだった、
「子供が小さくて経済事情を考えたら元気でいることが一番大事なのです」

少し声を震わせて彼の言葉は続いた ・・・
「まだ死にたくありません、選挙に通れば次のステップで〇〇です・・・」
「そうだろうな!」 話が極端になったので私は声をひそめて相槌を打った。

今の、北朝鮮危機は、アメリカの戦略如何では、北の反撃で韓国と同時に
日本に核が飛んで来るとの予測、どこを照準かと言えば在日米軍基地はじめ
東京、大阪の大都市、仕事で出張の機会が増えることで核の直撃をくらう
確率が高くなる ?

だから僕は役を受けたくないと言うのである、私は唖然とした、その時、
不謹慎だが私の頭に閃いた事がある ?

上記の都市だと思っているが、案に反して照準が外れて、地方都市やその
近郊の我々の市街地に直撃するかも知れないぜ ?

しかし、私は敢えて言わなかった、彼の被害感情を止められないと思った
からである、

庶民の身にも北朝鮮危機は、じわりと迫っていることを実感したのである、
リラックスした頃、私は明るく爽やかに声を挙げた !
「逝く時はみんな一緒、一蓮托生だぜ! 心配するな !」

「その時は、よろしく頼みます ?」 彼の返答に私の頭は反応出来なかった。

「 ( 何が ?) おい! おい! 大丈夫かい!」
遺言の話を忘れていたことに気がついた、どっちもどっち?一緒だもんな!?

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