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雑談

望郷  ヒマラヤ杉

暑い暑いと言っておられない、朝から税務課の調査が入る、
固定資産の評価のための、建築会社の人と待っていたら2人
見える、馴染みの若い職員さん、男女のペア !

優しいふたりの邪魔をしてもいかんので外で立ち話、建築
会社の人は社長の弟、二児のパパちゃん、彼が今回の立役者、
私がお世話になった亡き先代の遺児でもある。

役所関係を始め出合う人たちは殆ど我が子に等しい年代で
ある、その後、大型日曜店舗に出向くと事務機メーカーの
ベテラン営業さん、この人も息子より下の年齢、近い内食事
しょうと約束して別れた。

歳と共に怒りの情念がなくなるのは何故か ?

私にとって国が崩壊を迎えない限り怒り金時にはなれない !
平穏で、歌を忘れたカナリア、怒りを忘れた黄昏の人なのだ。

再建に侵食忘れて没頭した戦後と違い、平和が当たり前になる
と、その有り難味が薄れて人間関係がちまちま小さくなった?

人の織りなす綾の、人情も気薄になったようで淋しい限りだ !

先日も田舎の同級生と友の近況について語り合った、
子供を授からなかった友は、妻と2人で黄昏の坂道を手を携えて
登っている、下っていると言った方が良いのか ?

淡々と粛々と、学生時代から怒った顔を見た事がない友は、
独特の世界を育んでいる、善意の人、癒しの友貴重な友である。

同級会しょうか ? 電話の向こうで弾けた声が帰って来た !
その友は、真言宗別格本山 金山出石寺の麓、せせらぎの湧く
静かな村で、老いを迎えている、共にヒマラヤ杉を仰いだ学友。

長生きしてよ ! 友への心からの声援である。

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