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雑談

ノンちゃん 雲の上

今日、同僚先生の葬儀告別式に参列した。

昨年5月に病気が見つかって家族の愛情に支えられて頑張っておられたが、
ついに力尽きて天国に召された。

私の甥と仲良しのテニス仲間で、亡き私のボランティア仲間の妻と従兄でも
あった。

ベルモニの駐車場は帰りの車で混雑していた、私の前に軽自動車が順番待ちを
していた、

懐かしい友のお姉さんの家の営業車両だった、運転席の中年男性に声をかけた。

彼は、Non( ノンちゃん) の甥御さんだった、Nonちゃんは私達仲間が親しみを
込めて呼んだ男。

逢いたいな !
逢いに来てくれよ ?

2012年04月22日別ブログの日記で紹介した男、

当時の人気歌手、野村将希に似ていたので私達はNonちゃんとあだ名をつけた。

都会から帰って来ると必ず私の店に姿を見せた、黙ってカウンタ-の仲間の横に
腰を下ろして黙って仲間の話を聞いていた。

数多くの誘惑にも乗らなかった頑固者 !

「マスタ-!」あの独特なイントネ-ションが耳元から離れない無口な男だった。

不信顔の甥御さんに私と叔父さんの関係を分かりやすく説明した、安心したのか
初めて笑顔を見せた。

「母も喜ぶと思います、是非来てください・・・」
ところが、その後に続く叔父さんの消息は私を悲観させるものだった !

好漢、通称 Nonちゃんこと、K・N は20年前に死亡していた。
何かが音を立てて崩れ落ちた !

駐車場の混雑は我々の会話を許さなかった、お訪ねすることを約して彼を見送った。

杉の子に咲いた友情の花は、無残にも20年前に散っていた、
彼、Nonちゃんが残したもの、妻と子供がこの世に住むという、お姉さんを訪ねて
彼が愛した家族の消息を知りたい。

ノンちゃん!
私の代わりに酒乱の暴漢をのばした男、 楯になって私をかばってくれた男気。

ノンちゃん雲に乗る、そう ! 放浪の旅人は雲の上に消えてしまった、

無口な、旅人は、二度と私の前に姿を現してはくれなかった。

                               合掌

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