家屋も築30年も過ぎるとあちこちガタが来る、
ところが我が家の場合は家が出来上がったばかり、
新築の時から、困ったことが起きていた。
有ってはならない雨漏り、それもリビングと事務所
部分、腹が立つ前に建築会社のいい加減さと無責任
さに言葉もなかった。
この建築屋は個人経営、私の肝いりで友の大邸宅も
他社を検討していたのを止めさせて世話をしてやった。
ところが、責任感のない者は、所詮人間の常識をわき
まえることができない、不手際、不始末もその後の
誠意があれば許されるが、ホローなしでなしのつぶて。
結局基本の出来てない者は駄目と云う見本である、
逃げるように私の前から消えて行った、リフォームを
心掛ける誠意さえ持ち合わせていなかったのである。
雑な仕事を見抜けなかった私が馬鹿だったと云う事で
鉾を収めた。
この棟梁が建てた家は全て雨漏りがすると云う、テラスを
屋内に組み込む設計が駄目だと云うのに方向展開が出来
ない融通効かず、ドウショウモナイ !
当然、私のことだからキツイお灸を据えようと思ったが
妻と義父母の長年の誠意と詫びに我慢して、鉾を収める
ことにした。
しかし手直しリフォ-ムをするも何も養子縁組を解消された
事と本人遁づらによりそのままの状態で歳月を数えたという
顛末である。
その後、数度他業者に頼んで修理をするも雨漏りを防止する
ことは出来なかった。
言葉は悪いが損害賠償と市中引き廻しでもやりたい程の憤懣
だったが辛うじて抑えたのである。
だが、世の中はよくしたものだ、これがいつまで通じる筈
がない、私のよく知る建築会社で安請け合いの下請け孫請に
甘んじている、下請け業者はチリジリになってしまった。
経営者がダメなら社員も報われない、余りに雑な仕事を
こなして来たものだから世間では全く通用しなかった。
膝小僧抱えて寒空を眺めているだろう !
お人好しの私でも救う情けは持ち合わせない、自業自得の
大工だが、浮かばれない浮世に後悔しているだろう !
真面目にやっていれば何軒もの新築住宅を世話してやった
ものを、代償はあまりに大きかった、妻と子との生活も破綻
した。
ところで私の家の雨漏りは・・・・・ ?
業者を代えること5社目にして、ようやく治まったようである。
これで、年の瀬を、ようやく過ごせるかな ? トホホ !?