激しく真剣な論争が為された。
自分だけであればどんなにも辛抱するが後に続く者のために、
これだけは言っておく、カウンタ-の向こうの人間の顔が強張った。
隣の先客はその組織の日本の会長、お互い真剣勝負の前では挨拶も
後回しになった。
後からの電話でお互い笑い声が上がった、
「真剣な話だったので声を掛けずに失礼しました」
「こちらこそ、挨拶する積りでしたが白熱論争になってしまい失礼
しました」お互いの労をねぎらったのは云うまでもない。
私はどんな時でも、どんな一年生職員に対しても下手に出る
ところが勘違いするバカ (いやいや訂正) 世間知らず いやいや
(更に訂正) 不勉強者がいる。
利口な上司が居れば上手く取り繕うことが出来るが、国会で恥を
晒した官僚のように的外れがいるものだ。
私は、何人の同業者の屈辱、悔しさを慰めてやったかしれない !
しかし、自分の場合は全て自分の胸で慰めて解消してきた。
その道程は、打たれ強い、強固な精神の男に作り上げてもらった。
人生って面白いですねその世界の同僚が助け舟を出してくれるのです、
「Sさん、彼はね・・・なのです、後はもう・・・ですから ?」
究極は、上司に連絡してくれるのである。
国会での官僚組織内での人間模様けして一枚岩ではない、ヒビが入る
筈だよ。
だが常に人に助けてもらう癖がつくと、何時までも自立できない、
だから独り立ちすることが必要なのである、いつまでも人の庇護は期待
できないと悟るべきである。
この近日は、厳しいせめぎ合いがあった、明日も大きい壁がそそり立つ、
しかし踏まれ踏みつけられた雑草は強い、困難にぶち当たるほど負けじ
魂は首をもたげる。
その後に、ご褒美の神社仏閣への参拝がある。
神様 仏様に守られる人間ほど強いものはない。
誰ですか、「ハイ! 私でありたいが、あなた方です。」