年の瀬になると何故か気持ちが落ち込むという人が居る。
遣り残した心残りに想いが引きづられる、
来る春に自信がないと尻込みする男達。
現代社会の病巣社会の仕組みが余りに複雑多義に渡って
自信喪失に陥る男達の悲鳴があちこちから聞こえてくる。
私がザ・ビ-トルズに惹かれたきっかけは、
関学のOB猿木氏(猿木税理士)を主人公にしたドラマ
NHK「ドラマ人間模様」「妹」
柳葉敏郎の洋市と藤谷美和子の小夜子(主人公柳葉敏郎の
二卵性双生児の妹)
このバックに流れるのが、ビートルズの「LET IT BE」だった。
ドラマ-の内容もさることながら、流れる音楽に引き込まれた、
「何て歌なんだ ?」 知らされた題名と歌手を聞いて愕然とした、
それまで拒絶していた、マッシュルームカット、正解 Bowl cut
(ボウルカット) のビ-トルズとは。
この「LET IT BE」から受けた衝撃は凄かった、以降彼等の歌を
あさる様になる、軽快な曲から、哀愁に満ちた歌、彼等の才能に
脱帽する事に為る。
今回、辛い時に聞いて欲しい洋楽の文字とレット・イットビ-
が見事重なった、なるほど、そうなのだ と !
私は、この曲は人情演歌だと思っていた、そのように嵌っている。
あのテレビ番組で妹役を好演した藤谷美和子の姿がテレビから
消えて久しい、いつか彼女の笑顔を見たいと願うのは私だけでは
あるまい。
辛い時に聞いて、そして前を見て立ち上がり、勇気を取り戻して
貰いたい、悲しみに打ちひしがれる人々よ、嘆くな! 栄光を掴め。
「あるがままを あるがままに(全てを)受け容れるのです」
レット・イット・ビー