人生

凍れる冬を乗り越えて  陽だまり

明るい陽射しに何かを感じて県の地方局へ出向いたが、
目当ての職員さんの笑顔が眩しかった、

もしかして私の思いがテレパシーで伝わったのだろうかと
彼の顔を見ながら想像して思わず笑みを漏らした。

相談の回答も今までにない抑揚で発散、彼女のいや奥さんの
機嫌が良かったのに違いない、男2人周囲も見えぬ程弾けた。

県庁舎を出て今度は市役所、
目当ての職員さんが昼食を済ませて一息ついていた、紅顔の美少年ならぬ美青年、私の対応が早かったので喜んでくれた。

龍馬生誕の地の喫茶店へ行った時の話しを開陳、マスターとのやりとりを身を乗り出して聞いていた。

「生誕の地と看板出ているのですか ?」
土佐びいき、高知県大好き人間に逆に聞いてくれるとはナント果報者よ !

贔屓が高じて私の親戚の娘が高知県職員の子息に嫁いだ程で
ある、しばらく行っていないので5月のゴールデンウイーク辺りドライブと洒落込もう。

外に出ると太陽が眩しい !
今夜の食事会が楽しみである、空手のプロ、一家を成した師範の話しを待ち望んでいる、私はさしずめ聞き役に回る。

晴れ渡る青空の下、河川敷で戯れる野犬たちの姿が愛しい、
凍れる冬を乗り越えた喜び、一匹の牡の老犬が陽だまりに佇む姿が私の心を洗う、万人等しくいつか行く道 辿る道。

「がんばったね !」

会社勤めの宮仕え、人間の運も四季の移ろいと思えば耐えられる、陶土の冬はいつまでも続かない、我慢するその先に花開く春が来る。

上司が代ればいつか芽が吹く春が来る、 我慢だぜ !?

 

 

 

 

 

 

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