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行政書士

情の分かる  人間でありたい

私達の仕事は守秘義務と人の助け(智恵)を借りなければならない狭間で呻吟することが多々ある。

仮にも法律職の一翼を担う責任上、細心の気配りと大胆な提言を役所に投げかけることもある。

違法に手を染めるのではなく法律の範囲で正当に打開策(方針)を見つけるのである。

ここに同じ同業者としての力量、経験の深い浅いが生じる事になる。

先般も面白い回顧談を役所の指導的立場の職員と交わした、

それは遥か20年前に遡る、ある時許可申請の方法が分からなく困惑していた私に、担当者が意見(方法)を話してくれたのである。

今流行の忖度とか書き換えとかの際どいものでなく会話の中にヒントを探り当てた懐かしい思い出である。

私なりに経験則から申請の方法を問いかける、しかし、困難な状況は続いた、相手が過去の事例 (勿論オブラ-トに包んで) に

及んだところで私は会話を打ち切った、それ以上相手に負担を掛けてはならないと判断したのである。

それは、今流行の忖度、逆忖度だったのである。

その後私の同輩が役所の担当者とのやり取りを聞かせてくれることがあるが日常的に助言範囲の会話だと安堵したものである。

現在繰り広げられている国会での森友問題を見聞きするにつけ、官僚、政治家は息苦しい時代になったものだと変なところで同情した次第である。

本来の政治談議、政策論争よりも政敵をどうして倒すか、政権を奪い取るか、陰に籠もったやるせなさである、ある程度その裏面を理解するが政治の季節は国際的影響でギスギスして来た。

もとに戻って、回顧談を語ったその長に私は伝えた「あの時のあなたの情味を忘れませんよ !」

彼の答えは 「そんなこと有りましたかね ? Sさん頑張ってましたもの !」

折々の雑談に私は若い職員に語っている・・・

「昔こういう事がありました、人間関係は随分変わるものですよ、勿論厳しいことも必要ですが、情を忘れないで !」

 

若い瞳が一瞬輝く !

指導する人間によって彼らの人生が豊饒の航海に変わる、大人は心して良き見本を示すことである。

 

情の分かる  人間でありたい” に2件のコメントがあります

  1. 杉の子さん。

     外来種が増えますと、日本古来の生き物は食い荒らされ、絶えていきます。「情のある人間」も、いわば日本人の「古来種」です。在日や、移民や、帰化など、政府のゆるい政策のため、敗戦後は、こうした外来種があらゆる階層にはびこっています。

     世間で苦労を重ね、人間関係の中で揉まれた貴方のような人なら、こんな外来種には騙されませんが、苦労知らずの日本人は、外来種の悪意に気づかず、つい「情」にほだされてしまいます。悲しいことですが、「情のわかる人間であること」は、誰にでも真似の出来ることでなくなりつつあります。

     それだけに、今回のブログは、貴重なお話として、拝読致しました。

  2. 人間としての情、日本人古来持ち合わせる情も随分変わってきました、

    学歴社会、多様な民族の混存、その他の要因で人間社会も在来種と外来種が
    複雑に絡み合う事態になりました、動物の世界と同じで日本人が駆逐される
    不安要因も生じています。

    私が先達から聞いた戦後の混乱期、情をかけて慈しんだその国の人間から
    受けた仕打ちは、日本人なら考えられない鬼畜の仕業でした。

    戦争は人間を鬼畜に変える、同じ日本人発の捏造によって従軍慰安婦問題は
    日本の国を不名誉なそしりを受ける国に貶められました。

    しかし、それは日本だけの問題では有りません、現在に続く戦火の中でくり
    広げられる地獄絵のおぞましさです。

    人間は、正義や情だけでは国際社会で独り立ちすることは出来ません、
    自分の国は自分の力で守る、その強い意志と力に裏打ちされた軍事力が
    必要です、それを怠ったものが他国からの侵略を招きます。

    テレビ等で芸能人が広告塔のように語る日本の平和は憲法9条のお陰げ
    とのお題目は日本弱体化を計る外来種が仕組むことも日本人は自覚する
    必要が有ります。

    戦争は直接の軍事力だけで行うものでは有りません、人間の弱さ、情に
    訴える情報戦が大きな要素を占めていると思います。
    気が付いたら母屋を取られていた、その危険性は年々強まってきています。

    現在、安倍総理、政権与党を苦しめる森友問題その他の難問は、普通の
    日本人には見えないところで(マスゴミ、売国政治家等) 蠢いています。

    報道だけにすがる「お花畑の住民」だけになってはいけません「何故?」
    との疑問をもち、多方面から情報を取る賢い人間になりたいと思います。

    長くなりましたが、私を支えるもの、それは onecat01 さんあなたの啓蒙に
    よるところが大きいのです。

    いつも感謝しております。「有難うございます」

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