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行政書士

ほどほどに

足跡をたどれば腹の内が見える、不思議な事だが遠からず
当たっている。
選挙のシーズン到来で、ぞろ魔物が闊歩し始めた、
ある時の選挙でそれが実証された。

「Aは肝心な時に必ず裏切ります、僕は許さない!」
私の元にわざわざ寄って来てBは耳打ちした、それを囁きと言う、
それから間もなく悪口を言われたAが、言ったBに取り込まれた。

Bが言ったとおり我々はAに裏切られた、その結果どうなったか
善戦虚しく一敗まみれた。
それ以上に、Aの信用は失墜した、彼の元から人は離れて行った。

あの夢(戦略)よもう一度、
Bの暗躍の季節、虎視眈々と二匹目のドジョウに照準を合わせている。

また、誰かが口車に乗せられて空手形を切られる羽目になる、
先日、CがBに向かってある選挙の候補者にAはどうですかと
聞いたがそうだが、そのBの答えがこれだった、
「ダメダメ!」 汚いものを振り払うように手を振ったと言う。

使い捨て!
仲間を裏切った人間を引っ張り込んだ人間が信用する筈がない。
Aの野心は頓挫した、ここまでは、Bの戦略が功を奏している。

さて、これからはどうか ? 二匹目のドジョウはいるか ?
しかし、派閥と言うものは、余人には窺い知れない、

もう当に、一つの流れが (派閥の序列) 出来ている、
その要職に外様の入り込む余地はない。

結局使い捨てと言うお仕置きが待っている、
当然の報いとはいえ、裏切り者の末路は哀れである。

信用を失うと言う事は、以降の栄達も消え失せると
言う事である、
私が常々言っている、普通がいい、口下手がいい !
根回し上手は、その根回し故に 不覚を取る。

男達が駆け回る季節、どうやら今年は女性軍に、とって
代わられそうである。

意気込みも程々に、私は高みの見物と洒落る。

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