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事件

時間との狭間で

月日の移りの速さに驚いている、人のために他人のために、そのことが自分の身近な周囲の人々へ気が回らなかった。

時間が欲しい、こうしてあげたい、あれもしてやりたい ?それは自分の欲得ではないところに私の微妙な心理がある。

尽くしてなかった、尽くし足りなかった、それをひとつずつこなすには余りに時間が限られている。

私は余り欲のない男、金銭にもどちらかと言えば淡白な男、家族にとっては「どうしてもっと欲を出さないの ?」僅かの後悔はあるが、自然体でその日の訪れを待っている。

オウムのサリン事件、長い年月だった、教祖をはじめ7人の死刑が執行された、宗教は正常な人間を狂わせる、私が触れた人の中にも宗教に凝って家族断絶の女性が居た。

20代前半だった彼女達はその後どのような人生を歩んだであろうか ? 気持ちの優しい人たちだった、多分独身のままその宗教に嫁いだのだろう、果たして幸せだったのか ?

若くして逮捕され長い月日拘置所に拘留された男達はその獄中に何を思ったか、処刑当日の彼らの言動が洩れ伝わる。

社会に大変な災いをもたらせたオウム真理教事件は、けして許されないが、彼らも人の子被害者の無念は取り消せないが両親家族の贖罪意識と我が子が刑場の露と消える現実の葛藤、

心の晴れる間はなかったであろう!

オウム真理教・中川智正元死刑囚の母の苦悩を動画で見た、死刑が執行されたら迎えに行き「連れて帰りたい」

地元で神童と云われて医師になった学業優秀成功組がオウムに出会ったことで人生が暗転した、母親の嗚咽から出る言葉と涙が切なくてやるせない。

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