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男と女

か弱きもの  それは恋女房

今の時代は男女同権と言っても大学医学部入試における女性差別が世情を賑わしている、しかし、昔に比べて女性の地位は向上し男性冬の時代と言っても過言ではない。

私の周囲でも男が遠慮して女が尊大になっているのは往々に見かけることもある。

私達の若い頃の話である、                                                                     恋人同士及び既婚者同士の表情を見ればふたりの真の姿が見えたものである、彼を見る彼女の表情に心が透けて見えた。

気難しい男、暴力男についている女性の表情は暗く、怯えている。その時、男が私と楽しそうに話しているのを見た彼女は本当に嬉しそうに微笑んだものである、

男の機嫌が悪いと眉が曇ったのを私は見逃さなかった、婚約した2人だったが車庫の中でエンジンを掛けていた2人はあくる朝、息をすることはなかった。

二酸化炭素での事故死、両家の両親は2人を同じ墓に入れて弔った、私が大事にした後輩にして身内である。

仕事は真面目に勤める男がいた、ある女性を妻にしたが妻の表情が晴れるのを私は見た事がない、私と会うと笑顔の絶えない男だったが家庭内暴力の直らない暴君で、妻は優しい女性だったから尚の事哀れで為らなかった。

私が、その港町を離れたことで2人のその後を知ることはない、夫婦の定番で子供が出来るとどんな男でも次第に妻の尻に敷かれるようになる、彼女のために彼女の辛い時代を考えると、現在、かかあ天下であることを願う。

男と云うものは、大なり小なり暴君は定説、しかし、歳を重ねる毎に女房に頭が上がらなくなる、だが例外は在り得る !

今、何かと相談を受けている夫婦がこれである、         しばらく様子を見ていて私の下した判断は、身勝手なヒモ野郎、はっきり言ってペテン師如き、女を食い物にする陰惨な男、救いようがない ?

こうなるとプロの弁護士に任せることが賢明である、         私の友人の息子で新進気鋭の弁護士がいる、勝つ弁護士  !その都市で名を知られた自他共に認める弁護士に成長した、良い形の解決を迎えるだろう。

暴君に泣かされる女性は多い、その助けの一助になれば幸いである !?

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