攻防
予想していたとはいえその攻防を私は感慨深く眺めた、辛辣な追及を予想していたが追求する質問者の言葉のトーンが下がったこと、受け手の真摯な応答に安堵した。
その間は全体から見れば数分のわずかの時間だが意味のあるものだった。
あとは、2人の今後の関係のあり方である、大勢の人の前で追及された訳である、それも偉い立場になる側と追及した側だけに尚更気にかかるものなのである。
「喧嘩はいつでもできる、どうしてそれを避けるか !」これを考えるのが仲を取り持つ人間の仕事である。
「相手の自尊心を叶えて・・」
ある人に私が前日伝えた言葉である。
反対に、
「人間関係を壊すのはわけない !」これも真実 !
私の自慢は、「壊すより仲直りさせること」に尽きる、こうして交友関係を広めて来た男の真骨頂がここにある。
「年寄りの冷や水で・・・」
突然の質問者に議長始め多数の人たちは驚いただろう ?
「よく頑張りました、立派に務めを果たされました、ご苦労様でした。」
突然の男の出現は質問者にとって不快の何ものでもない !そこで、彼の偉さも合わせて伝えることを忘れない、
議場に笑い声が湧き上がった、まあまあ!と自画自賛、その後、攻防の2人が後ろの方で談笑している、これぞ仲裁の極致だと胸をなでおろした。
懇親会で感激の画面が訪れるとは・・・
次期、支部長と副支部長がビールを下げてしゃくに来てくれた。
感激のやりとりが交わされた、この2人の言葉は仲裁人にとっての勲章、涙が出る程の感激であったことを記す !
人間はいいなぁ ! 日本人で良かった ! 最高 !
人は善意で接すると、いつか忘れていた頃に人の情けが返って来る、日本人であることを忘れないこと。
これからの若い人に、
物事は善意で捉えると、善意が善意を呼んで来る !と
伝えたい。
最後に、日本人なら、歌だよ ! 演歌だよ !
演歌を聴くと、お天道様からご褒美の人情が頂ける !
攻防、そこに咲く師妹の絆、絆強める 攻防、よし !?