空を見上げて「今日も雨か?」私の言葉を引き継ぐように、「大丈夫と思って洗濯しましたよ!」
山の神の誇らしげな呟きが耳に届いた。
昼時を待って訪問先へ急いだ、現在進行形と新たな計画の打ち合わせ、淹れたてのコーヒーが睡眠不足の頭をよみがえさせる。
「美味い !」
外に出るまで気が付かなかったが、見事な青空が広がって
いた、「眩しい !」
大阪への報告が、その後の笑顔に通じる、責任感果たせる!財産を預かると言うことは、真心に応えること、です !
代を繋いで人の縁が明日に向かう、人間関係は怒ったり笑ったり、昨日怒った金時が今日は仏様に変身する。
そんな男を友は可笑しいと笑う「お前と言う奴は? でもだからお前なんだ !」
「弱い者を虐める奴は男じゃねぇ !」
二十歳に出逢った師匠譲り、いじめられて泣かされた弱虫野郎の悟り道 !
税理士をしている師匠の息子から泣かせる電話が掛かって来た、私の愚息の相談に乗ってくれている、ありがとうね、二代続きの師匠と弟子、人の出逢いの極致がここにある。
人生に敢えて if (もしも ?) 師匠との出会いが無かったら人見知りの世間知らずが誕生した、味気ない狭い了見の男が家に篭っていた。
剛毅な太陽のような師匠は、涙もろい親孝行 !殺したいほど憎いと言う人がいて、しかし、これ程頼れる人はいない、その両極端は、人情廃れた社会を象徴する。
それだけ男気がある証拠、八方美人じゃ日本は守れない、自分勝手じゃ海の向こうと同じ? 男はメリハリよ !
青空が男の心を奪い立たせる「泣くんじゃねェ! なぁお前 !お天道様が見ているよ !」
怒鳴りあげた昨日の竹馬の友、チョイと可哀想になった ?人前で怒るのはやめなくちゃあゝ ! ・・・ ね。
今度、電話してやろう !「メシでも食うか ! ゴメンよ ?」
青空の片隅で、 「そこがあんたの良いところ ! 今度は惚れてあげる ?」惚れて惚れて惚れ抜いて、結局泣いて諦めた、あの日の女の顔が ?
ああっ! 幻か !?