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雨よ! 愛しき友よ

静かに雨が降っている、

多くの人は雨が嫌いなのではないのか   ?ところが私は、子供の頃から中学まで母屋の隣の祖母の隠居で2人住まい。

祖母が亡くなってからは母屋の2階四畳半で生活した、裏の石垣の間に落ちる雨の音が何ものにも代え難いメロデイーの調べ、雨が友達になった。

ひとり寝の夜に聞く雨の音、他の人は陰気で嫌だというが、私にとっては語り合う友   !

隠居生活は早くから独立心が出来た要因だった、祖母は勝気だが優しい心根の女性だった、その気性を私は受け継いでいる。

だから性格の冷たい横着な人間に刃向かう面といじめられっ子に手を差し伸べる性格がある。

これも祖母の影響、

さしずめ、昭和半ばの東映映画「緋牡丹お竜」藤純子を彷彿させる。

四国宇和島は闘牛の町、伊達藩の支配する城下町、その岬を回った半島が祖母の望郷の故郷だった。

私がすじめ筋目に難を逃れるのは不思議な事に祖母の守護を感じるのである。

この子は、女にも出来ない気のつく子だと父母にしみじみ話したそうである。

その嬉しさが黄泉の国へ行っても私を気にかけているのだろう、無償の愛だったが運命はちゃんと分かっている。

キセルタバコのばあばの姿はまるで女侠客   !そんな影響で、暴走族、ヤクザも差別しない性格になった。

「強気を挫き、弱気を助ける !」

私は、これが男の値打ち、男ここにありだと思う。

静かな雨は、怒りを鎮め、淋しさを鼓舞する妙薬 !私の永遠の友なのである。

「雨よ !  弱き者をいじめるな   ❗️」

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