雨上がりの公園にやって来た、予定の仕事が終了したのである。
一息つける為、樹木の木陰に涼を取る、数件、着信が入っていた。
それぞれに連絡を入れる、仕事の話から個人の悩み事まで忙しい。
9月と10月は同級会と同窓会、黄昏を迎えて同級生の出席は限られる。
「本当は行きたい、出席したい、みんなに逢いたい!」 これは同窓会の同級生の女性。
同級会のメンバーは去年の京都と同じ規模に落ち着いた。
恒例だった友が健康不安もあって欠席する、病に伏す友は何を思うだろうか ?
「みんなに逢いたい ! 帰りたい !」その胸中を思うとホロリと来る。
( 頑張れよ ! 挫けるな ! 又逢えるよ !)
都会の片隅で、故郷偲ぶ友、愛しい !体に無理がいかない限り、旧友とは逢っておいた方が良い、何故なら孤独に沈む夜毎の床が、思い出の花園になる、 から !
そのように、人の事を気にしていたら我が身の辛さを忘れる、私は崖っぷちで踏ん張れる強さを持っているが、内にこもる人は障害を取り除くすべを知らない。
私のように沢山の交友がある人間は、ひとつの同級、同窓会は気にならないが、人付き合いをしてこなかった人は、まじ会うチャンスが滅多にないから、小さな事でも悶々とする、だから外に出でよ ! 人とマジ会えと、これが私の助言である。
人の為に労を惜しまなかった人は、苦労が来てもその友人、知人たちが手を差し伸べてくれる、人には尽くしておけ ! 私の信念になっている。
真の友人ならば銭金を計算するな ?無償の愛に運命は微笑んでくれる、お金だけでない人生もあるのです。
私は、貧乏苦労の中で掴んだ信念がある、先に相手に期待するな !金がなかったら情、知恵をまず先に相手に与えよ !いずれ有形無形で帰ってくる !
ほとんどの人は、相手から得ようとばかり考える、私は貧乏の中で、まず自分が先にの哲学を学んだ。
黄昏万歳 ! 人の心が見える、幸せは続かない ?しかし、幸せは必ず来る !
来ないのは、まだ他人に与えていないからである、人はひとりでは生きられない、不平不満が幸せを遠ざけているのである。
権力の座は、永遠に安泰ではない、あなたの部下の中から奪われる、彼らは虎視眈々と狙っていたのだ、そのタイミングを見逃さない。
想念は回る、 そして帰って来る !?