行政書士

あきらめたらいけません 別の道を

長年、行政書士の仕事を続けているとさまざまな場面に
遭遇する、ひとつの事例をご紹介します。

ある建築メ-カ-の幹部社員から連絡があって会社へ
出向きました、

「Sさん、内の顧問行政書士と土地家屋調査士が一緒に
〇〇市役所へ出向いて、〇〇法の許可申請について
相談したのですが、まったく駄目と言われて困っています」

私が彼の奥さんにもお目にかかるほどの親しい仲である。

「お客さんはどうしても家を建築したいと言われています
どうにか為りませんか?」

細かく事情を聞くと今までに違反転用を繰り返しており、
役所としてもハイそうですかと言うわけにはいかない、又
法的にも方法がないと言われたそうである。

「分かりました役所に行って、結果は後ほど報告します」
そのように答えて早速その市役所へ出向いた。

直接局長に会って仔細を話すと、案の定ふたりの士業者が
相談に来ていた、しかし、局長はこう答えた。

「Sさん、悪いけどあの件はどうしょうもありません、申請
の方法はありません。」私とは仕事以外でも四方山話をする
間柄、だが、この件はできないとハッキリと答えた。

他の行政書士ならこんな場合どうするか、素直に匙を投げて
退散するか、無理を承知で頼み込むか・・さてどうする ?

ここから、役所と書士の間の信頼関係と経験の違いが鮮明に
なってくる。
経験の浅い者は、駄目だ打開策がないと諦めて引き下がる
か ?

私は、どうしたか ?

顧客の全体像を既に把握しているから、
一応役所側の話を聞いて、他の方法がないと言わしめてから
私の可能性を示唆した。

「う~ん、Sさんそれだったらできますね、そんな方法も
有りますか・・・?」 との言葉を引き出した、納得 !

尋ねて30分経過した後の局長の回答だった。

私が何を言いたいのか、けっして自慢話をしているのでは
ありません、我々は顧客の希望をできるだけ叶えてあげる
ことが仕事なのです。

道は一本道とは限りません ?
藪の中を無理に歩けというのではありません、
一本道が崖崩れに見舞われて通行止めになっている、
じゃあ、ほかに道はないかと探し出して目的地に安全に
送り出す。

旅先案内、道案内人、
適切な経験で右側、左側、登り坂、下り坂、見つけてさし
あげるのが本当の親切であるということなのです。

努力せず、経験の浅い知識だけで出来ませんと答えるのが
良い行政書士とは言えないのです。

法律の抜け穴を見つけよというのでは有りません、
きちんと法に則った申請方法を探し出すのも行政書士の
腕なのです。

私の方法を聞いた幹部社員は喜んだ事は言うまでもありません、
他社との受注競争に無事勝って、契約に漕ぎ着けました。

私以外の申請代理人は、可能性の有る方法を見つけることが
出来ませんでした、必然的に彼らに頼る建築会社は腰の引けた
交渉しか出来ないまま、私への依頼会社に軍パイがあがったの
です。

幹部社員の顔が緩んだことは言うまでもありませんでした。

教訓、知ったかぶり、
特に駄目だと思っても軽々に出来ませんと言わないこと、
暗中模索、努力して尚努力して更に努力せよ、道は開ける。

浅い経験を振りかざして決め付けないこと ?
先を歩く経験豊富な先輩に教えを請うること。

すなわち素直が大事である。

こうして私も先輩に助けてもらったのです。

今日は、ある営業社員と遠出いたしました
追い詰められて目の前真っ暗闇の申請案件が無事OKになり
ました、帰りの高速から見る空は見事な日本晴れ。

努力は報われる、営業社員の目に涙が滲む、
S先生に頼んで良かった !

そう思わせて営業の助っ人をするのも行政書士、
男冥利に尽きる、行政書士冥利に尽きる、だよね。

ところで、今日は何の日  かな  ?

私 Sの 〇〇回目の誕生日、わお!
長生きしたね、 空が映える時間帯に松山インタ-へ車は
滑り込んだ。 

美味しい料理が待っていた。

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